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国会同意人事、自民が「両院協議会」設置案を提示http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071002it12.htm?from=top
自民党の小坂憲次国会対策筆頭副委員長は2日、国会内で、民主党の安住淳国対委員長代理と会談し、国会同意が必要な重要人事案件について、自民、民主、公明の3党による「国会同意人事両院協議会」を新設し、事前審査する案を正式に提示した。
だが、安住氏は「国会の正規機関と別の場で事前審査することは不適当だ」として、応じない考えを伝えた。
自民党が提案した協議会は、3党の国会対策委員会幹部らがメンバーで、与党と民主党が政府の人事案件について事前に政府から情報提供を受ける場となる。民主党が了承しない場合は、人事案件を衆参の議院運営委員会にかけず、政府が人事を差し替える。
国会同意人事は、法案と異なり、衆院での再可決の規定がなく、両院の同意が必要だ。自民党は参院第1党の民主党の協力を取り付けることを狙い、新たな協議機関を提案したものだ。
会談終了後、安住氏は与党の提案に応じない理由として、「人事案件は、議院運営委員会で各党が議論すべきだ。我々がふさわしくないと思う人を政府が起用しようとするなら、否決権を使うだけだ」と記者団に語った。
(2007年10月2日19時40分 読売新聞)