★阿修羅♪ > 憲法1 > 654.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007082400531 から転載。
2007/08/24-14:24
「日本の礎」と憲法称賛=吉田首相の未公開書簡発見−米議会図書館
米議会図書館で見つかった吉田茂首相の1946年12月5日付書簡(左)と、憲法公布文にある御名御璽の複写。書簡はマッカーサー元帥あてで、「新日本建設の礎」と平和憲法を歓迎している(24日、ワシントン)(時事通信社)
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070825-00000003-jijp-int.view-000)
【ワシントン24日時事】マッカーサー連合国軍最高司令官(元帥)にあてた吉田茂首相(いずれも当時)の未公開書簡が、1946年11月3日に公布された日本国憲法原本の複写とともに、米議会図書館に保存されていることが24日明らかになった。書簡には憲法制定に対する吉田首相の感謝の念が示されており、平和憲法を歓迎する当時の日本の雰囲気がよく分かる内容となっている。
書簡は46年12月5日付。新憲法を「民主主義の原則に従って新しい日本が建設される際の礎として機能する」と称え、「憲法誕生に当たり貴官が示されたご助力とご支援に改めて御礼申し上げる」と謝意を示した。
また、「平和を愛する諸国民の中で名誉ある地位を占める日が程なく到来するであろうことを切望してやまない」と心情を吐露している。
――「しんぶん赤旗」紙面版(8月25日付4面)から時事配信記事の続きを以下に貼り付ける――
日本政府は憲法公布から一カ月後に憲法の原本や関連資料の複写を内閣印刷局で作成して連合国軍総司令部(GHQ)に送付したとの記録が国立公文書館(東京)に残っており、今回議会図書館で見つかった複写はこのうちの一部と見られる。同公文書館による
と、海外で日本国憲法の原本複写が発見されたのは初めて。
見つかったのは、公布を宣言する昭和天皇の公布文、御名御璽(ぎょめいぎょじ)や首相以下の各閣僚の副署から始まる憲法原本の複写に加え、憲法英訳版など。冒頭に添えられる形で吉田首相の書簡が残っていた。
憲法制定史に詳しい古関彰一・独協大学教授の話
吉田とマッカーサーは占領期間中に数多くの書簡を交わしている。そのほとんどは米バージニア州のマッカーサー記念館に保管されているが、今回の書簡は同記念館になく議会図書館に保管されていた。憲法が日本政府に受け入れられたことを示すため、マッ
カーサーが自分あての書簡を手元に残さず、わざわざ米政府に送ったと考えられる。
憲法のGHQ案は東京裁判の開廷と極東委員会の開催が目前に迫る中で本国政府の許諾なく作成されたので、「こ助カとご支援にお礼申し上げる」との吉田の書簡を示す必要があると判断したのではないか。
一方、吉田は回想録の中で憲法が「押し付けられた」とは言っていない。吉田はマッカーサーとのやりとりを通じて日本の再生には「これしか道はない」と考えていた。そのことがよく分かる書簡だ。