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2007.8.13(その1)
森田実の言わねばならぬ[467]
平和・自立・調和の日本をつくるために【309】
7.29参院選は憲法第9条改正派の野望を打ち砕いた。もはや憲法改正の発議に必要な参議院議員の3分の2をとるのは不可能になった。改憲派は、憲法改正を断念すべきである
「昨夜の考究も、今朝にはこれを冷笑する見識をもたなければならない」(バートン、イギリスの探検家、1821-1809)
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7.29参院選の結果、参院において改憲派は3分の2を割った(8月7日付朝日新聞、朝日新聞社と東京大学の共同研究)。
共同調査の内容は以下のとおり。
[1]2007年7月29日の参院選の当選者のうち憲法改正に賛成なのは48%と半数を割った
[2]非改選を合わせた新勢力でも改憲派は53%
[3]2003年以後、改憲賛成派が憲法改正の発議に必要な3分の2を割り込んだのは初めてである
[4]最大の焦点である9条改正については当選者の26%が賛成で、反対派54%となった
[5]新勢力全体でも賛成31%、反対50%となった
これにより、憲法第96条の改正手続による憲法第9条を含む改正は、これから6年間は、ほぼ不可能になった。改憲派は敗北したのである。改憲派よ、改憲を断念しなさい。
憲法改正反対派が大転向しない以上、国会が憲法改正案を国民投票に付すのに必要な3分の2の賛成を得ることは不可能になった。憲法改正反対派の議員が転向することはありえないと思う。憲法改正反対派の議員の信念は固い。改憲はもはや不可能である。重ねて忠告する。改憲派は、改憲断念を表明すべきである。