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(回答先: 9条改憲を許さない6月15日共同行動(18時15分、日比谷野音)へ 投稿者 天木ファン 日時 2007 年 6 月 14 日 23:47:37)
http://chikyuza.net/modules/news1/article.php?storyid=156
私たちは今日、この日比谷野外音楽堂に、「9条改憲を許さない」という決意を表明するために集まりました。私たちは、昨年の6.15デモを出発点とし、本年3月から5月にかけて国会前でのリレー方式の座り込み・ハンストを行ってきました。こうした行動の中で得た、9条改憲に反対の人たち、疑問を持つ人たちとのふれあいを糧に、私たちは今日のこの集会への力を積み上げてきました。
私たちは、組織の指示や命令によってではなく、一人ひとりの個人として、自分自身の意志と決意に基づいてここに参加しています。
自由民主党が発表した「憲法改正草案」によれば、第9条は「自衛軍を保持する」と改訂され、「国際社会の平和と安全を確保するために」という名目の下に、現在イラク出兵に見られるような他国での戦争に参加することが認められ、さらに「緊急事態における公の秩序を維持」するためと称して、国民に対する国家統制を行える枠組みが作られようとしています。そしてこれらの一部は、「解釈改憲」という形で既成事実化されつつあります。安倍首相が指示した「集団的自衛権」の見直しも、こうした動きの一つと考えられます。
現在、暴力、戦争、殺し合いが世界中で繰り広げられている中で、私たちは現行憲法の第9条が示す「武力行使の放棄」および「戦力の不保持」を、世界的な価値規範として広げることこそ大切だと考えます。これに逆行するのみか、日本を軍事大国化することにつながる第9条改憲を私たちは許すことができません。
ここに集まった私たちは、「9条改憲阻止」という点を除けば、様々な意見の相違を持っています。しかし今、私たちは国の先行きを危うくし、民衆に再びかつての危難と悲惨な状況をもたらす9条改憲を許さないというこの一点での一致を大切にし、小異を残して大同につくという共通の了解のもと、ここに集まりました。
かつての運動の中には、意見の一致点よりも相違点を強調し、ある場合には暴力的対立抗争に及ぶという傾向もありました。私たちはこうした傾向を、運動の利益よりも政党・党派の利益を優先させるものであり、有害無益と考えています。
私たちは、さまざまな人たちやグループ・組織が、改憲に反対する行動を起こし、研究会や講演会を組織してきたことを知っています。私たちは先行する運動に学び、連帯し、運動の輪を広げていきたいと思っています。
本日のこの集会を出発点として、私たちは、「9条改憲阻止」のために今後も参加者それぞれの創意工夫と、それぞれの生活に即した運動を続けていきたいと思っています。自民党と公明党などが強行採決した国民投票法によれば、3年後には憲法改正が発議されるかも知れません。今日ここに集まった私たちは、7月の参議院選挙を始めとして、国政・地方選挙において、9条改憲反対派の議員が議会で多数を占めるよう投票するのは勿論、自分の職場や学園、自分の住む地域、自分の関わる組織・サークルなど、あらゆる場所で、9条改憲阻止の運動を広げていく決意を表明します。
私たちはすべての人々に呼びかけます。9条改憲を許さないため、共に力を合わせていこうではありませんか。
2007年6月15日
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔eye140:070613〕