★阿修羅♪ > 憲法1 > 130.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: アメリカがやらせている従軍慰安婦問題は、日本軍の捏造の非道を世界中に訴えて反日感情を喚起し、日本軍国化を誘導する仕掛け 投稿者 救国の草莽の志士 日時 2007 年 3 月 23 日 21:41:09)
救国の草莽の志士、同じ気持ちです。
その元駐日大使ですか。勝者が歴史を作る、ということを言ったのですね。私も、時々掲示板に「勝てば官軍」だという書き込みをしますが、本当にその通りだと思います。
よく”左翼” と呼ばれている人々は、(本当に左翼かはよくわからないが) 日本政府や日本人は歴史から目をそむけているとか 事実を認めないとか 世界の国と比べ、しようもない国として色々批判していますが、世界からみれば、いい方だってば。という事実がまるでわかっていない。
日本人は、日本人の戦争被害を表にださなさすぎです。
それは、一見謙虚で、日本人の美学に合致しているようですが、現実はそのため、官軍側の庶民が戦争の悲惨さをしる機会、事実を知る機会を奪う事にもなります。
日本がかわいそうな国として宣伝する、ということではなく、正直に見せるのです。
韓国の若者も日本被害のこと、あまりしりませんね。(私の経験でけれど)ただ、彼らの場合は、見せても、ざまあみろ、と言う可能性もありますが。(あっ と思っても同情したくない、という気持ちがわくかもしれない)。しかし 少なくとも 豪州に住む韓国人は そうでもないと思いますし。
話がとびますが、下にあげた3国の学生は、空爆などによって焼かれたり、吹き飛ばされた大量の死体や、めちゃくちゃに壊れた家、無残に死んだ赤ん坊や子供の姿をふくめ、一切の戦争被害の写真を教育現場で見ることはありません。普通の図書館にもありません(イギリスの実態はよくは知らないが)。
私の知っている限り、ニュージーランド人、オーストラリア人、イギリス人(移民によると)
の一般の人は、日本に空襲があり、多くの民間人が死んだことさえしらないのです。(ヒロシマ、長崎の原爆を除き)。オーストラリア人など、空爆されるかもしれなかった恐怖というか、日本軍艦がシドニー湾にやってきて 海軍同士の戦いでの音が怖かった というのを、もう、民間人としてこれはど大きな被害を被った人も少ないのでは という勢いなのですから、驚きです。
オーストラリアの学校には歴史の授業はありませんが、社会科学の授業の中で勉強します。教科書もないので、図書館で、学生一般が学ぶ基本の本を見てみると、イギリス史を扱った中には、植民地について、二つだけ取り上げられています。それが なんとあの、世界を植民地にしまくったはずなのに、古代ローマに植民地にされたことと、1700年頃だったか、そのあたりにフランスに植民地にされたこと、このふたつの記述しかないのです。つまり、被害者側としての記述しかないのです。
これは驚きですが、実際イギリスがインドや中国を植民地したことを知らなかった、社会科学系のまじめなイギリスからの留学生を何人か知っていたので、やはり と思っただけです。
これは、ごく当たり前のことなのだと思います。
国はその国(マジョリティーオーストライア人はイギリスに母国愛を持っていると思う)に有利な歴史だけを国民に見せ、不利なこと(自国が加害者であったこと)には触れないのです。
ばれてしまえば、また別に対応するでしょうが。(アメリカのアフリカ系の人々、先住民など)
日本のネットで右翼と言われる人々が、日本を責める中国や韓国こそ自国の都合のいいように歴史を捏造し、利用している、と言っていますが、オーストラリア、NZで、捏造はしりませんが、国家がいいように一部分だけ見せているのを考えると、歴史を利用しているというのは、何も中国や韓国だけでなく、他国も似たようなものだと思います。(そうではない国がないとはいいませんが、あるのかな、ドイツ以外で)
こういうことを踏まえ、日本がせめて少しでも真実に近い歴史的事実を、自国の悪い部分も含め(誇張するのではなく)世界に発信して欲しいと思います。
それにしても日本の中に、こういう世界情勢なのに、歴史認識について、日本ほどひどい国はない(認めない国、植民支配した国に対し謝罪しない国)という発想は 一体どこからくるのでしょう。