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木星では六角形、地球では星型のハリケーン 驚くべき気象現象のナゾ(technobahn)
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200810162023
2008/10/16 20:23 - 画像(引用注リンク先参照)は今月、NASAが公表した探査衛星「カッシーニ」による木星の南極に出現した巨大なサイクロンの渦の映像となる。向かって左側は昨年撮影された木星の北極の巨大な六角形の模様をしたサイクロンの渦。右側が今年に入ってから撮影された南極の円形のサイクロンの渦となる。
木星の北極のこの巨大六角形は、1980年に探査衛星「ボイジャー」によって初めて観測。現在に至るまでこの六角形が残っているということは少なくとも28年間に渡ってこの奇妙な気象現象は継続しているということになる。
この六角形の気象現象に関してNASAのトニー・デルゲニーオ(Tony DelGenio)博士は「こうした気象現象は地球でも見られるものとなるが、地球の場合は直ぐに無くなってしまい、このように長期間に渡って六角形の気象現象が続くことはない」と述べている。
六角形は自然の造形物としては似つかわしくないように思えるかもしれないが、構造的には安定した形であり、レイリー・べナール対流などによるものとの説明も行われているが、実際のところはどうなのだろうか?
実は、こうした気象現象はべナール対流などの現象では単純には片付けることはできず、現在に至るまで学術的には完全には解明されてはいないものとなる。
問題を複雑にしているのが、デルゲニーオ博士も言及している地球でも観測されたとする類似現象となる。2003年9月に米南東部を襲ったハリケーン「イザベル」では、中心部の「台風の目」の中に星形(五芒星)が形成される模様をNASAや米空軍の複数の気象観測衛星が撮影、星形という突飛な形の出現は気象学者(と神秘主義者)の度肝を抜いた。
「ハリケーン『イザベル』の花火」とか「ハリケーン『イザベル』のヒトデ」という呼び名で有名となったこのナゾの現象。その後の気象モデルを使った研究により、ハリケーンの中心部で六個(五角+中心点)の風の渦が形成されれば、このような特異な風の目を形成することも理論上は可能であることが判ったが(引用注画像右)、それはあくまでも理論上の説明であって同じような星型の気象現象を実験室で作りだそうと思っても恐らく不可能だろう。
米ウィスコンシン・マディソン大学による気象モデルによる分析結果の場合、五画+中心の合計6個の渦が、木星の北極の巨大な六角形の場合は六角+中心の合計七個の渦が生じているが、どちらも周辺部に加えて、中心部にも気流の渦が生じるなどの類似点があり、どちらも非常に良く似た気象現象が起きているものとも考えられる。
しかし、ハリケーン「イザベル」の場合、移動する過程で台風の目の部分は八角形、四角形、五角形、六角形と非常に複雑に変化を繰り返した結果、最終的には一般的に見られるような円形の渦となるなど、形成過程は非常に複雑怪奇で、なぜこのような複雑な幾何学模様ができるのかについてははっきりとは判っていない。