★阿修羅♪ > IT10 > 544.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
12月17日14時34分配信 Computerworld.jp
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081217-00000000-cwj-secu
米国Microsoftは12月16日、同社Webブラウザ「Internet Explorer(IE)」の深刻な脆弱性に対処するためのパッチを、翌17日(米国時間)に配布すると発表した。同社はおよそ1週間前の12日、全バージョンのIEに脆弱性が存在することを認め、注意を呼びかけていた。
同パッチの配布は、Windows UpdateやMicrosoft Update、Windows Server Update Services(WSUS)を通じ、米国東部標準時(EST)の12月17日午後1時(日本時間の18日午前4時)から行われる。
16日付けの事前通知(Security Bulletin Advance Notification)によると、同パッチの対象は、Windows 2000/XP/Vista/Server 2003/Server 2008の環境下でIE 5.01、IE 6、IE 7を使用しているユーザーとなっている。
また、正式なサポート対象リストには含まれていないIE 8 Beta 2についても、同じ日にパッチがリリースされるもようだ。
Microsoftのセキュリティ研究者たちは先週末、攻撃の「大幅な増加」が見られること、しかも、まともなWebサイトがそうした攻撃の発信源になっていることを認めた。また、米国Trend Microの研究者らも、このIEの脆弱性を悪用するエクスプロイトに感染しているサイトが6,000に上っていると報告している。
Microsoftにとって、通常の配布サイクルに含まれないパッチの緊急リリースは、過去2カ月で今回が2件目になる。同社が10月末にリリースした、Windows Serverサービスの深刻な脆弱性に対処するためのパッチが1件目だ。このときも、今回のIEと同様、Microsoftがパッチを提供する前に、その脆弱性を利用した攻撃が活発化していた。
(Gregg Keizer/Computerworld米国版)