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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu172.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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W-CDMA + Andorid というグローバルスタンダードなプラット
フォームの日本のケータイが世界中で使われるようになります。
2008年7月18日 金曜日
◆iPhone が流行るわけがない、最終的に流行るのは… 7月18日 Weboo! Returns
http://yamashita.dyndns.org/blog/japanese-phone-not-iphone/
巷で iPhone が話題です。僕も発売初日に手に入れたのですが、前々から iPod touch を使っていたこともあり、使い勝手も含めて特に予想外な点はありませんでした。初めて iPhone(2G) を触ったのは、キャズムを超えろ!の人がウノウに持ってきてくれた時なのですが、確かにその時は指で操作するインタフェースに感動しました。
PC用のWebサイトを見たり、動画を見たりとエンターテイメント端末という意味では本当に素晴らしいです。しかし、僕がメインの使い方だと思っているコミュニケーション端末としては、文字入力に改善の余地があって、まだまだその分野のエキスパートである女子高生の使用に耐えうるものではないと感じました。
しかし、もちろんこの日本市場に iPhone が登場したことの意義は理解しているつもりで、僕が iPhone(とこれから登場するAndroid)に期待していることは次の4点です。
日本のキャリア主導型ビジネスの終焉
アプリケーションの自由化
PCからモバイルへの主役交代
日本の携帯電話メーカーの海外進出
2.アプリケーションの自由化に関しては、残念ながら iPhone では実現できません。勝手アプリは許可されていないので、必ずアプリケーションは App Store を通して配布しなければなりません。この App Store では売上げの30%を手数料としてアップルに納める必要があります。また、App Store で配布するに当たっては iPhone Developer Program に登録をしなければならず、たとえ公開しようとするアプリケーションが無料だったとしても10,800円を払ってデベロッパー登録をする必要があります。前に「クラウドコンピューティングは現代の小作農か?」という話を書きましたが、このアップルが提示している仕組みこそ現代の小作農です。
3.PCからモバイルへの主役交代は、日本では既に起こっています。総務省の調査によると、今やケータイからのネット利用がパソコンを上回っているそうです。今後はこの主役交代が世界規模で起こっていくものと思われます。世界の数十億人がいつでもどこでもインターネットに繋がる未来には非常にワクワクします。
昨年、インターネットの世界では、ブログ → Twitter というツールの変遷によって「他人の脳みそとの距離」が劇的に縮まりました。この距離は今後さらに縮まっていくものと思われ、それを後押しするために必要なのがより使いやすいモバイル端末です。 iPhone は現時点ではそれにかなり近いと思いますが、まだ完全ではありません。
4.日本の携帯電話メーカーの海外進出について。日本の携帯市場は鎖国だガラパゴスだと言われています。確かに、たかだか一億人のマーケットで既に市場は飽和状態、海外に進出するにしてもGSMとPDCの通信方式の違いから今までは海外展開することはできませんでした。 iPhone の参入は驚異だと言われていますが、この仕上がり具合とクローズさを見るに日本の携帯電話メーカーにとって逆にチャンスなのではないかという気がしています。
1.日本のキャリア主導型ビジネスの終焉とも関わってくるのですが、W-CDMA + Andorid というグローバルスタンダードなプラットフォームの上で携帯電話メーカー主導で端末を作る。小型電子機器は日本人の得意とするところで、これだけで世界中で売れる可能性が広がります。同時に Android, WebKit というグローバルスタンダードは、日本のアプリ開発会社やコンテンツホルダーの海外進出も可能にしてくれます。日本のゲームアプリや漫画ビューワーなんかは、あっという間に広がっていくのではないでしょうか。
最近のWeb界隈では、 iPhone は日本で流行るか流行らないかという議論が繰り広げられていましたが、もううんざりです。はっきりと言います。iPhone は流行りません。一時的に流行ったとしても最終的には日本のケータイが世界中で使われるようになります。そう自動車やデジタルカメラのように。
「日本の製品が売れないと僕らの生活は豊かにならない」ということをもっと真剣に考える必要があると思います。日本人は海外ブランドに弱くて、すぐに水戸黄門の印籠よろしく「ははーっ」となってしまいますが、本当は日本製品を誇りを持って買うべきです。もし、海外製品よりも劣っているところがあればメーカーに訴えるべきだし、メーカー側もやらせのブログ・マーケティングとかしている暇があったら、もっとケータイ先進国である消費者の意見を聞くべきです。
近年のクラウド・コンピューティングの発達と iPhone や Android といったモバイル端末はとても相性が良いです。僕はこれからの10年はこの分野で仕事をしていくことに決めました。日本のケータイが世界中で使われるその日に向けて。
◆3G iPhoneを通して日本のケータイについて考えた 7月17日 環境・エネルギー事情
http://d.hatena.ne.jp/rcf/20080717/1216266652
特に,私は,最大16GBと言う記憶容量と無線LANの搭載は,従来の携帯電話には無い大きな特徴だと思う。前者は,個人所有すべきデータは手元に置いておき,アプリケーションでネット上のサービスを利用する形態を強く後押しする強力なインフラです。後者は,通信手段の多様性と言うことで,もし3G通信網に不具合が生じた場合でも代替通信手段を持つという点で非常に素晴らしいと思っています。
でも,やはり,私は,それでも「PCの延長線でしかない」としか思えないのです。
◆PCを超えている日本のケータイ
単なる電話としての携帯電話を大きく超えていることから,「ケータイ」とカタカナで表記されることもある日本の携帯電話であるが,これは,「ネットに常時接続されているモバイル端末」をも超えている。
日本のケータイは,総合メディア端末とネットワールドとリアルワールドを結びつける強力な端末である。
確かに,iPhoneにもGPSや加速度センサーなど,デスクトップ用PCはもちろん,モバイル用のノートPCにも搭載されていない(そういう機種もあるのかな?)機能が搭載されている。これらは,現実世界での利用が主だ。16GBという容量を考えれば,通信なしで実質的にポータブルナビゲーションとしての利用も可能だ。
私の持っているケータイには,ワンセグテレビ,FMラジオ,そして,おさいふケータイが載っている。
iPhoneの欠点として語られる際の「ワンセグが使えない」と言う単純な問題ではない。「全てをネットを通じて」と言うPCメーカーの発想とは異なり,あらゆるメディアに対応しようと言うコンセプトそのものの違いなのだ。
ネット主体の発想をすれば,「そのうち全ての情報はネットを経由して行くことになる」と考えるだろう。しかし,プッシュ型マスメディアの有用性は,まだまだ高い。また,iPhoneの無線LANを大きな長所と挙げたのと同じ理由で,オルタナティブの情報入手ルートを搭載している利点は大きい。
また,おさいふケータイは,まだまだ普及していない(機能として搭載されているケータイの数は多くても,利用者が少ないと言う意味)ようだが,実は,リアルワールドでの決済手段を装備していると言うのは大きな利点だ。
もちろん,落とした時のリスクは高くなる。何もかもケータイ1つで済ませようとするのは間違いだろう。しかし,少額の電子マネーを持っていることのメリットは大きい。
さらに,ドコモもauも健康志向のサービスを開始した。
iPhoneでも対応可能なサービスであることから,その気になれば,同様のサービスは登場するだろう。ただ,そこにあるコンセプトは,リアルワールドでの携帯端末の利用の促進である。
つまり,日本のケータイは,PCの延長でも携帯電話の延長でもない,独立したパーソナルデバイスとしての道をどんどん進んでいるのだ。この点で,実質的にPCを必要とし,PCの延長線にあるiPhoneと決定的に違い,私が日本のケータイを優れていると評している点である。
(私のコメント)
iPhoneの登場によって、日本のケータイとの比較がなされていますが、iPhoneにどっと利用者が変わってしまうということはないだろう。むしろiPhoneの登場でようやくケータイとの比較が出来る物が登場した。私自身はケータイは利用していないし、iPhoneも買う予定はない。
現在でもインターネットで毎月1万円近くも使っているし、さらにケータイを持てば通信料金で7000円もかかるのでは二重投資だ。しかし将来的にはインターネットツールとしてはパソコンからケータイに変わっていくだろう。同じことが出来るのなら小型で安いほうに利用者は移っていくだろう。
パソコンは既に限界に来てしまって、マイクロソフトのOSもVistaと言う欠陥商品を出して産業界の顰蹙を買っている。インテルのCPUも化け物のようなクーラーを取り付けるようになり、ノートパソコンも熱気を脇から排出し続けるようになった。中には水冷式のパソコンまで登場しましたが、電気バカ食いのパソコンは要らない。
むしろ最近はノートパソコンも小型軽量で安いインターネットマシンが出てきましたが、ハイパワーで高性能なパソコンは売れなくなってきている。もちろんもちろんパソコンでハイビジョンテレビが見たいと言うのなら最新のハイパワーマシンでないと見れませんが、それなら家電のハイビジョンテレビで見た方がいい。
それに対してケータイの高性能化が進んできて、日本ではインターネットはケータイで利用している人のほうが多い。これは日本ではパソコンがマイクロソフトとインテルによって利益が独占されてしまっている為に、日本の家電メーカーはケータイに開発の主力を移さざるを得なくなった為だ。
日本の通産省はアメリカの圧力に負けてアメリカから20%の数値目標を強制されてパソコン用OSとCPUの開発を断念させられた。NECのPC98はまさにガラパゴス状態になりDOS/Vパソコンの登場で滅んで行った。日本の家電メーカーもソフトハウスもなかなかDOS/Vに対応が出来ずに1,2年のブランクが出来てしまった。
ケータイもその失敗を繰り返すのだろうか? 日本の家電メーカーもそこまでバカではないだろうから、世界標準化戦略を立てているはずだ。ケータイでは通信方式のGSMとPDCの違いで日本のメーカーは世界に進出できなかった。GSMでは日本のような高密度社会では向かなかったのだ。
日本はいち早くケータイの通信スピードの向上のインフラ整備をしてケータイによるインターネット環境を整えましたが、海外ではG2が主力であり、まさに携帯電話そのものなのですが、日本のケータイはG3が主力のインターネット端末に進化している。
インターネットが出来るケータイはネットインフラを利用して、デジタルテレビからお財布ケータイまで出来るようになっている。音楽のダウンロードも当たり前となり音楽はCDからではなくケータイかiPodで聞くものとなっている。CDを買って聞いていたのではCDの山に埋もれてしまうからだ。
だからDVDもブルーレイも映像鑑賞の主流にはならず、iPod のようにシリコンディスクに大量にダウンロードして映像鑑賞するようになるだろう。ソニーはウォークマンという音楽鑑賞用のプレーヤーで世界をリードしましたが、アップルのiPod に取って代わられてしまった。ソニーがMDを棄て切れなかったからだ。
いずれにしても音楽も映画も将来は大容量シリコンディスクが主流になるだろう。ケータイも大容量のメモリーを積んでビジネスから娯楽まで何でもこなすパーソナルデバイスとして進化していくのだろう。問題はどのようにソフト開発して行くかですがOSを世界共通化して開発コストを下げて行く事だ。
日本のケータイメーカーも様々な携帯用OSで開発してきましたが、W-CDMA + Andorid がケータイの世界標準として採用されるだろう。問題は世界の通信環境の整備がなかなか進まずG2で留まっている事だ。PCからモバイルへの主役交代は日本が一番の先頭を切っているのですが、世界がこのスピードに付いて来れない。
パソコンが袋小路に入ってしまってビル・ゲーツもマイクロソフトを投げ出してしまった。これからが高性能化よりもエコロジー化を目指した軽量化したパソコンが主流になるだろう。それはケータイとほとんど同じようなものになるだろう。むしろケータイがパソコンに取って代わる事を意味している。
iPhoneではGPSが付いて探している所が直ぐに分かるようになっている。もちろんケータイにもGPSが付いている。これは宇宙衛星と通信しているからですが、通信設備も宇宙衛星を経由すれば携帯通信アンテナをそこいらじゅうに立てる必要も無くなる。人体への電波障害もデジタル技術で解消されるだろう。
iPhoneもネット端末として海外では画期的な物なのでしょうが、タッチパネルでは文字入力も片手ではやりにくそうだ。女子高生がどのような反応を見せるかが見ものですがiPhoneは支持されないだろう。海外ではスマートフォンが文字入力でキーボードを備えていますが、やはり片手では操作できない。モバイル機器では片手で操作出来るかどうかで利用価値が大きく変わってくる。
近い将来パソコンで出来る事はケータイでも出来るようになるだろう。ケータイにキーボードとディスプレイを接続すればパソコンになる。 iPhoneは限りなくパソコンに近いものですが、携帯電話から発達してきたケータイとよく似ている。しかしiPhoneはパソコンがないと使えない部分があるから女子高生には向かない。