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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu165.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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MicrosoftがVistaを見限るだろう。Windowsは実際にMac OS X
およびLinuxにデスクトップ市場のシェアを奪われつつあるという。
2008年4月10日 木曜日
◆Vistaに見切りをつけたMicrosoft 4月7日 eWEEK
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0804/07/news051.html
Vistaは死んだ。
4月4日にマイアミで開催された企業の慈善活動に関するセミナーでビル・ゲイツ氏がそう言ったわけではないが、同氏の発言はそれに近いと言えなくもない。Reutersの報道によると、ゲイツ氏が実際に言ったのは、Windowsの次期デスクトップバージョンである「Windows 7」が「来年ごろ」にリリースされる見込みだということだ。
さようならVista。君と会えて楽しくなかったよ。
わたしは1月の時点で、MicrosoftがVistaを見限るだろうと予想した。どうやらわたしの予想は正しかったようだ。Vistaが登場したとき、Microsoftの上級幹部でさえもそれを嫌っていたのだから、ほかの人が好きになるのを期待する方が無理というものだ。
Vista SP1は痛ましいアップグレードとなり、そのパフォーマンスは依然としてXP SP2(そしてまだリリースされていないXP SP3)を下回っている。さらに悪いことに、あるMicrosoft幹部によると、Windowsは実際にMac OS XおよびLinuxにデスクトップ市場のシェアを奪われつつあるという。Microsoftはこれまで、デスクトップ市場のシェアを失ったことは一度もない。しかしVistaでは、Microsoftは初めて顧客を失っているのだ。
Microsoftは早くから不吉な前兆を予感していたのだろう。同社は既に2007年7月の段階でWindows 7の宣伝をし始めた。Microsoftのビジネスプランは一貫して、顧客を次期版にアップグレードさせることである。彼らはそうやって何十億ドルも稼いできたのだ。しかし今回の場合、Vistaが登場したばかりの段階で次期版の話が出てきたのである。
Microsoftは本当に、顧客を引き付けるようなWindows 7を2009年に出荷することができるのだろうか。Vistaは何度も出荷が延期されたことで不評を買った。Windows 7は、失敗したVistaをリプレースするのみならず、XPよりも優れていることをMicrosoftの顧客に納得させなければならないのだ。
これは簡単なことではない。MicrosoftがUMPC(Ultra Mobile PC)という形でXP Homeを延命させたことも、それを物語っているのではないだろうか。しかし、Microsoftは顧客を満足させるカードも隠し持っているのではないかと思う。それは2009年に登場するかもしれない。「Server 2008 Workstation」である。
Vistaとは対照的に、Windows Server 2008はeWEEKラボでのテスト、そしてLinuxが主に配備されているわたしのオフィスで非常に素晴らしい製品であることが示された。セキュリティ面で多少の問題を抱えてはいるものの、Windows Server 2008はVistaおよびWindows Server 2003よりもはるかに優れている。
Aeroの使い勝手と速度を改善すべき
つまり、MicrosoftにはWindows Server 2008のカーネルをWindows 7のコアとして利用するという手があるのだ。その上に、使い勝手と速度を改善したAero Glassインタフェース、そしてSilverlightとInternet Explorer 8を載せればいいのだ。同時に、MicrosoftはVistaのユーザーインタフェースのコマンド構造を捨て去り、XP方式に戻るべきだ。
人々がVistaを好きになれない理由の1つは、XPより遅いというだけでなく、基本的な操作を新たに覚えなければならないということだ。Microsoftはまだ執着しているようだが、ユーザーがプログラムをインストールする際に確認を求める質問に延々と答えなければならないといった煩わしい「Vista流」も捨てるべきだ。
また、Vista SP1でも解決されていないソフトウェア互換性問題がWindows 7では起きないようにするために、MicrosoftはXP互換性レイヤを追加する必要がある。これは、Windows Server 2008の仮想化技術であるHyper-V上で動作するXP VM(仮想マシン)のような形で実現できるだろう。そうすれば、アプリケーションがWindows Server 2008コアにネイティブに対応していなくても大丈夫だ。そういったアプリケーションは自動的にXP VM内で動作するようにすればいいのだ。
古くからのWindowsユーザーであれば、Microsoftが同じようなアプローチを利用したのを覚えているかもしれない。Windows NT 3.5でWOW(Windows on Windows)というサブシステムを使って、ユーザーがNT上でWindows 95アプリケーションを実行できるようにしたのだ。
Microsoftがこの方式を採用するのであれば、ユーザーが本当に使いたいと思うような新しいデスクトップOSを2009年までに提供できるに違いない。しかし彼らがVistaでそうしたように、新しいデスクトップOSを一から作り直そうとするのであれば、ユーザーが使ってみたいと思うようなものを2011年までに提供するのは絶対に不可能だ。
そのころには、XPユーザーにアップグレードを促すことではなく、LinuxとMac OSユーザーがWindowsの世界に戻るのを促すことがMicrosoftの課題になっているかもしれない。
◆無限の極地 3月31日 がんばれゲイツ君
http://www.asahi-net.or.jp/~FV6N-TNSK/gates/column278.html
ところで、最近でもまだ使用が禁止されている会社が非常に多い(というか、まだ私は許可されている会社をみたことがないですが(^^;)Windows VISTAですが、最近SP1がリリースされたとの報道がありましたね。
でもまぁ、これもいろんな理由があってWindowsの自動更新には入れられていないのだそうで上記ページにその理由が四点ほど記載しているのですが、中身は「・・・の可能性があるため」のオンパレードです。もともとあれもこれも自分たちがで作ったもののはずですが、どうも彼らはすっかり忘れているようで。
まぁ、やっはりMSも自分たちのことを信頼していない、という証明にはなっているとは思いますけれど(^^;。
(私のコメント)
MicrosoftのVistaの事については、2007年2月21日に「Googleあたりがオンラインで全部アプリを提供し始める」と書きましたが、Vistaに買い換える必要は全くない。Microsoft自身がVistaを見切り始めたようだ。私自身もXPを使い続けているのですが、特に会社関係でWindows Vistaが使用禁止状態では普及するはずがない。
XPでも重たくて満足できるものではないのですが、Vistaはますます重たくなって使いにくいものになってしまった。私はDOS時代から使い続けてきたのですが、FDDだけで動いていた時代が懐かしい。ワープロソフトも2ドライブの一方にソフトの入ったFDDを入れて、もう一方にデーター用のFDを入れて使っていた。
HDDが普及してDOS5ぐらいがパソコンをいじくりまわして楽しめた時代ではなかったかと思う。その頃はパソコンはマニアだけの物であり、もっぱらワープロとして使うにはWindowsは不要であり、バージョンアップには抵抗を感じるようになって来た。しかしパソコンメーカーもソフトメーカーもバージョンアップしないと商売が続かないから、無理やり買い換えさせる為にバージョンアップを繰り返してきた。
それでもWindows3、1ぐらいはまだコンパクトで、バックアップもインストールも簡単だったが、XPや VistaはOSソフトだけで膨大だから、パソコンがクラッシュして再インストールとなると一日がかりの大作業になってしまう。だから最近はパソコンを弄繰り回す事はほとんどなくなり、インストールして設定作業をする楽しみが無くなってしまった。
マルチメディアやインターネットに対応するには、より高性能で多機能なパソコンが求められるようになりましたが、パソコンでテレビを見たり録画したりさせるのは意味がないのではないかと思う。インターネットも通信手段としては画期的であり、個人でも簡単に世界に情報を発信できるのはいいと思うのですが、動画を配信したりするのはネットの限界を超えているのではないかと思う。
文字データーだけのウエブサイトなら大量のアクセスでも何とか対応が出来ますが、動画サイトではとても商業ベースには乗らない。通信スピードが革命的に速くなれば別ですが、通信回線がパンクしてとてもテレビ放送の代わりになるものではない。パソコンにこのような事をさせるのは原付にトラックやバスの役割をさせるようなものだ。
インターネットをするだけなら非力なマシンで動くXPでも十分だ。最近ではEee PCという格安のネット専用パソコンが出てきましたが、これもXPで動いている。日本のパソコンメーカーはハイビジョンや地上デジタル放送が見られるパソコンを売り出していますがあまり売れていない。地デジのコピーガードなどの制約などがあってユーザーに敬遠されているのですが、高性能で高いから敬遠されるのだ。
日本の家電メーカーはすっかりMicrosoftに主導権を奪われてしまいましたが、携帯電話でも海外メーカーに主導権を奪われてパソコンの二の舞いを踏みかねない状況になっている。日本発のパソコンOSもあることはあったのですがアメリカ政府の圧力で潰されてしまった。パソコンのOSぐらいはいろいろあってもいいと思うのですが、Microsoftのゲイツ会長はことごとくライバルOSをアプリを囲い込む事で潰した。
日本はゲームマシンに特化する事で、ニンテンドーやソニーのプレイステーションなどでMicrosoftの圧力から逃れてきましたが、MicrosoftもXboxでゲームの世界にも乗り込んできた。ライバルはすべて潰すと言うMicrosoftのゲイツ会長の覇権意識はアメリカ政府と一体になっている。アメリカにも独占禁止法があるのですが有名無実であり、コンピューターに関する覇権を握る事がアメリカの国策戦略でもある。
しかしWindowsではパソコンのようなOSにはいいのでしょうが、自動車や飛行機などの実用品のコンピューターOSにはとても向かない。携帯電話でもWindowsは劣勢でありGoogleのAndroidが携帯電話OSの主流になるのではないかと思う。やはり携帯ではWindowsのようにもたもた動くのでは実用にならない。
将来的にはネットは携帯端末が主要なツールとなり、パソコンは廃れていくかもしれない。ネット上でアプリが動けばパソコンは要らなくなるのであり、携帯用OSがこれからの主戦場になるだろう。だからMicrosoftの天下も先は長くないのであり、Vistaの失敗はMicrosoftの終わりの始まりとなるであろう。