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オープンソースを支持するMicrosoftの本意はどこにあるのだろう。強大なサポート力と開発力を盾に、オープンソースプロジェクトをつぶして回る気なのではないかと、つい邪推したくなるのだが…。
「ZDNet Healthcare」の「HSMSS(Healthcare Information and Management Systems Society)」イベントを取材している間、しばしば耳にしたのが、「善良なMicrosoftがおよぼす脅威」についてだ。
オープンソースを支持し、「Codeplex」でコードを公開し、フォーマット変更問題ではオープンソース陣営に加わってプロジェクトを進める「善良なMicrosoft」は、決して見せかけの姿というわけではない。
彼らは真剣だ。これは、新たな戦略なのである。善意を武器にオープンソースをつぶす気だ。
同社がこの戦略を維持していけば、「Open XML」や「SharePoint」をめぐる大騒ぎはいずれ沈静化するだろう。Microsoftは、1980年代に同社が宣言したとおり「オープン」な企業となり、国中にMicrosoft礼賛の声がわき起こる。
笑い事ではない。
プロプライエタリコードを駆使して人々を縛る代わりに、Microsoftは人々がオープンソースから手に入れたいと思っているものを与え、オープンソースプロジェクトよりはるかに巧みにこれをサポートし、最終的には企業市場でシェアを取り戻そうと画策しているのではないか。
もちろん、これはあくまで理屈だ。
Microsoftの現在の取り組みは、同社の誠意から出たものだと仮定してみよう(実に大胆な仮定ではある)。だが、もしもこれが戦略であるなら、同社のサポート力や開発力、エンタープライズ分野における支配力などは、あらゆるオープンソースプロジェクトにとって、十分脅威となるはずだ。
ひょっとすると、これこそMicrosoftが編み出した最強の戦略かもしれない。
http://builder.japan.zdnet.com/news/story/0,3800079086,20368717,00.htm
※コメント:
こんなもんが成功すると「マイクロソフト支配が継続」するわけで、大局的な視点からみれば、宜しいこと、とは言えない。
自民党の疑似政権交代みたいなもんだ。
しかし反対陣営も、マイクロソフト批判をバージョンupされる必要を迫られそうだ。
これからは「マイクロソフトは閉鎖的だ、オープンソースにしろ」は通用しない。