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http://www.asahi.com/science/update/1114/TKY200711140192.html
2007年11月14日17時43分
かつてスーパーコンピューター世界一に輝いた海洋研究開発機構のスパコン「地球シミュレータ」が来年度、演算装置などの心臓部を最新のものに置き換えることになった。計算能力を現在の1秒間に約40兆回から80兆〜100兆回に上げることを目指す。
計画では概算要求中の来年度予算で維持費とは別に5億円を計上し、640台ある演算装置(計算ノード)の半数など主要部品をレンタルで更新する。残り半分はその時点で運用を終える。完成した02年以降の技術進歩で、半数の演算装置でも現在の2倍以上の計算速度が期待できる。電気代も現在の7〜8割程度になり、維持費は現在と同程度ですむという。
性能向上で、従来同様、温暖化予測などに貢献できるとしている。
02年〜04年に計算能力世界一だった地球シミュレータも、今月発表のランキングでは30位。国内でも東京工業大のTSUBAME(16位)を下回る。1秒間に100兆回の計算能力なら同ランキングで8位に当たる。文部科学省は世界一奪還に向けて、1秒間に1京(けい)回(1兆の1万倍)の計算能力を持つ次世代スパコンを神戸市に建設、10年度に稼働させる計画だ。