★阿修羅♪ > IT10 > 252.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://otd10.jbbs.livedoor.jp/1000013618/bbs_plain
259 返信 Re:れんだいこのカンテラ時評335 れんだいこ 2007/10/29 22:13
【インターネット空間活用考】
知人が貸与してくれた「闇の超世界権力スカル&ボーンス」(クリス・ミレがん、アントニー・サットン他共著、北田浩一訳、徳間書店、2004.9.30日初版)を読み始めた。17Pに次のように記している。
「驚異的な成長を遂げながら、政治的・文化的な位置づけさえまだはっきりしないインターネット。今なお変革の原動力となり、行く末も定かでないこのメディアは、検閲に縛られることなく全国レベルで議論を行うことを可能にし、さまざまな問題への理解を深める一助となっている。
インターネットによって強大な大衆の声に力が与えれた結果、不当な手段により水面下で私たちの共和国や経済に大きな打撃を与えている欺瞞に対抗することも今や可能となった。しかし、多くの人々が今後も見せかけの理想を信じ続けるようであれば、私たちの子孫はテクノロジーという名の檻に国民を閉じ込めるファシスト国家の奴隷に成り下がるかもしれない。大衆が有力者たちのプロパガンダを信じて水面下の腐敗を見逃し、秘密結社がこの社会に作り出した一見甘美な仮想現実(その実体はファシズム)の中で飼い殺しになっているという現状が続く可能性もある。
その一方で、インターネットなどの潮流が、我々が受け継いできた市民権と自由を取り戻すことを可能にするかもしれない。未来がどちらに転ぶかは、いまだ未知数である」。
たちまちは本の中身とは関係のないインターネット通信能力の批評であるが気に入った。確かにインターネットは時空を超えて感化力を競い合っている。政府や御用学者の愚説しか目に入らない聞こえてこない現実にあって、インターネット世界は真実探求の貴重な情報源になっている。
インターネットのこの能力をどう引き出すのか、それさえも規制の網が被せられて窒息させられるのかが問われている。現代ウヨサヨ族の強権著作権論は後者の側からの営為だろう。自称知識人が野蛮人に法を説く傲慢さで導入を図っているが、れんだいこに云わせれば手前達の方がよほど野蛮人だろうに。著作権槍でインターネットやぶを突くスタイルを連想するが恥を知れ。説教だけはごめん蒙りたい。
それはともかくインターネットのお陰で、れんだいこの知識欲がますます嵩じている。残念なことは、真に必要な知識がまだまだ手に入らないことである。というか情報過多なのに為になる知識は案外と僅かでしかない。こうなると、みんなが手分けして公開していく以外になかろう。れんだいこもその一人として発信し続けていこうと思う。要するにこのことが云いたかったんだ。
或る対象を考察する場合、できるだけ多面的に議論されるべきだろう。その状況の中で、各自が能力と気質に応じてお気に入りを選べばよい。その反復しかない。一つの理屈しか知らぬままこれが絶対正義だと思い込むことは百害あって一利もない。そういう正義が強要されているけれども。願うらくは、議論が正面から論ぜられることを。戦後左派運動は各派が斜交い構えの正義論に耽ってきたように思われるので、そろそろ大人のレベルに乗せねばなるまい。そういうことも言い添えておく。
さて、まずこのことを確認して、「闇の超世界権力スカル&ボーンス」を読み進めていこうと思う。
2007.10.29日 れんだいこ拝
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
れんだいこ 人生学院
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/