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http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2008/10/03/20081003m_01.html
北洋銀行(札幌)と札幌銀行(同)が14日に対等合併して新・北洋銀行に生まれ変わる。行名は北洋銀となる。北洋銀の道内ネットワーク網と、札銀のリテール(個人向け金融)のメリットを生かしてより一層のサービス向上を進める。室蘭地域では市内中島町の札銀室蘭支店が北洋銀新東室蘭支店になる。
現在の両行の本支店数は北洋銀が168店、札銀が65店。札銀はすべて北洋銀になり、うち50の支店名も変わる。
合併に伴うシステム統合のため、ATM(現金自動預払機)は10日午後6時から合併当日の14日午前7時まで利用できないほか、インターネットバンキングなどのオンラインサービスも止まる。「3連休のため、入り用の方は事前に準備ください」(北洋銀広報課)と呼び掛ける。
札銀の通帳は切り替えが必要。キャッシュカードは札銀の普通預金は利用可能だが、貯蓄預金カードは使用できなくなり、新しいカードを自動的に送付するという。「通帳の切り替えは北洋銀のすべての銀行でも行えますし、当日は混雑し、待ち時間が掛かることが予想される。急がないのであれば、当日以後がスムーズにいくと思います」(同)と話している。
このほか、合併照合統合センターに問い合わせの多いのが年金。年金を札銀の口座で受け取っている場合は手続き不用。ごく一部の企業年金、共済年金の中で手続きが必要になる。
合併に向けた業務では、システムが北洋銀に一本化され、札銀の事務が変わるため、昨年から研修が行われている。市内中島町の札銀室蘭支店でも、パートナー店の北洋銀中島町支店で新しい事務の研修を続けているほか、両行の本店、各支店では総合リハーサルなどを実施してきている。
「何よりもシステム統合で万全の態勢で臨みたい」(同)と本番に向けている。
(鈴木利勝)