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http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10126925591.html から転載。 2008-08-13 17:52:40 そう考えると八木氏にとっては、忘れた頃にやってきた「蟹工船」ブームは有り難迷惑な話なのかもしれない…。 廃業が決まった人材派遣会社グッドウィルを舞台に誰かが小説を書き、創業家の折口雅博氏をモデルにした卑劣きわまりない資本家が描かれているとして、数十年後にプール付きの大邸宅が何かの拍子に脚光を浴びるとする。 折口氏にとってそれはやはり迷惑な話なのではなかろうか?せっかくみんなが忘れたと思っていたのに、って。 ============================================= http://mainichi.jp/kansai/photo/news/20080726oog00m040015000c.html 再びのワーキングプア、何と見る 愛媛・今治「蟹御殿」に脚光 プロレタリア文学作家、小林多喜二(1903〜33)の「蟹工船(かにこうせん)」が再評価される中、愛媛県今治市で「蟹御殿」と呼ばれる大正時代初期の木造家屋に市民グループが着目。貴重な建築遺産として地元ラジオ番組でアピールするなどし、8月1日にはライトアップも計画している。【土本匡孝、写真も】 今治市の実業家、八木亀三郎氏(1862〜1938)が建てた「旧八木邸」(木造2階建て延べ約800平方メートル)。県教委などによると八木氏は北海道函館市に店を構え、24年に業界初の3000トン級蟹工船「樺太丸」を建造。40人が作業できる缶詰工場を備え、近代的な母船式カニ漁業の先駆けになった。 屋敷は今治市波止浜(はしはま)2にあり、宅地と裏山を合わせ広さ4200平方メートル。地元出身画家のふすま絵やサハリンから取り寄せたという庭石などがあり、県は04〜05年度調査で建物や庭園が当時の面影を残していることなどから、「後世に残すべき」との見解をまとめた。 現在は空き家で市内の企業経営者が所有。「四国風景づくりの会」(代表=羽藤英二・東大大学院准教授)が2年前から着目し、メンバーで東大大学院生の浦田淳司さん(23)=埼玉県新座市=が今年4月から今治市に度々滞在して屋敷にまつわる地域の話を聞き、ラジオ番組で「招いた小学生が裏山を見て驚いていました」と紹介。ライトアップは8月1日午後5時半から約2時間、市民らの手作りの灯籠(とうろう)300〜500個で、屋敷と周辺を照らす。 「蟹工船」は1929(昭和4)年の作品。カムチャツカ沖でカニを捕って缶詰に加工する船の労働者たちが過酷な労働条件に怒り、ストライキに立ち上がる。ワーキングプアなど現在と通じるものがあるとして、作品を収録した新潮文庫「蟹工船・党生活者」は異例のブームが続いている。 2008年7月27日 ----------------------------------- ライトアップ:「蟹御殿」幻想的に−−今治・旧八木邸 /愛媛 大正時代に蟹工船(かにこうせん)を操業した実業家・八木亀三郎(1862〜1938)が建てたことから「蟹御殿」とも呼ばれる旧八木邸(今治市波止浜2)で1日、学生や地元住民らが手作りの紙灯ろうでライトアップをした。 配置されたのは高さ約20センチの三角柱の紙灯ろう約100個。サハリンから取り寄せたという庭石などが置かれた庭園を中心に、裏山に続く小道や国道に面する邸宅前にも並べられた。屋内も開放され、普段入れないこともあってカメラを持った大勢の市民らが訪れた。 旧八木邸以外にも波止浜一帯の道路沿いに紙灯ろう約200個が並べられ、幻想的な夏の夜となった。近くの龍神社では、四国風景づくりの会(代表=羽藤英二・東大大学院准教授)などが5月から開いていた「風景づくりの学校」参加の地元小学生の発表もあり、「旧八木邸に初めて入れてうれしかった」などと感想を話していた。【土本匡孝】 毎日新聞 2008年8月7日 地方版
gataro-cloneの投稿
<「蟹工船」 栄華の跡>再びのワーキングプア、何と見る 愛媛・今治「蟹御殿」に脚光【毎日新聞】
テーマ:格差問題
「蟹工船」の船主が建てたいわゆる「蟹御殿」が、小説「蟹工船」ブームでにわかに脚光を浴びているという。船主の八木亀三郎氏が小説に描かれたような、労働者に過酷な労働を強いた悪辣資本家であったかどうかは定かではない。だが、日本資本主義興隆期の資本家だから、それなりの人物だったのではないかと思われる。
蟹御殿と呼ばれる旧八木邸<=愛媛県今治市で
◇1300坪、市民団体が催し
内部を案内する浦田淳司さん=愛媛県今治市で