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「ネットカフェ難民」を支援−東京都(キャリアブレイン)
東京都は4月25日、失業したり、不安定な雇用形態で就業したりして、インターネットカフェや漫画喫茶などに寝泊まりしている“ネットカフェ難民”と呼ばれる人を対象にしたサポートセンター「TOKYO チャレンジネット」を開設する。健康、医療に関する相談業務や就職先のあっせんなどを行うほか、60万円を上限に住居の確保や生活に必要な資金を無利子で融資する。都によると、“ネットカフェ難民”に限定した相談窓口の開設は全国で初めて。
「TOKYOチャレンジネット」は、インターネットカフェなどに寝泊まりする若者が多い新宿区歌舞伎町に開設する。昨年7月の厚生労働省の調査によると、“ネットカフェ難民”は全国に約5,400人、東京23区に約2,000人いる。都は“ネットカフェ難民”を3年間でゼロにしたい考えで、今年度は600−700人を対象に貸し付けや生活相談などを実施する。
健康相談は保健師が担当し、都が提携している病院で無料の健康相談を受けることができる。また、多重債務に陥っている場合には、弁護士による法律相談も実施する。
相談の結果、融資が必要と判断した場合には、60万円を上限に貸し付けを実施。住居の確保に必要な敷金や礼金などに掛かる費用として40万円、再就職後の当座の生活資金として20万円を貸し出す。無利子で保証人も不要だが、住宅資金は都から大家に直接支払われる。
貸付の要件は、「日本国籍を有する20歳以上の人で、サポートセンターでの援助・指導を受けることにより、安定的な自立した生活が営めると判定された人」「相談日以前に、都内での生活期間が直近6か月以上ある人」などで、返済の据え置き期間は6か月、償還期間は最大で5年。
都の担当者は「日雇いで7,000円程度の日当を得ながら頑張っているが、その日暮らしの生活から抜け出せない人に正規雇用の仕事を紹介したい。意欲と能力はあるが良い機会には恵まれない人を支援し、安定した生活が送れるようサポートしたい」と話している。
サポートセンターへの問い合わせは、
フリーダイヤル(0120)874225(4月23日から)。
詳しくは「TOKYOチャレンジネット」のホームページで。
http://tokyo-challenge.net/
更新:2008/04/22 11:38 キャリアブレイン
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/15681.html