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(高知)地震対策に家庭菜園を造ったぞ!(JANJAN)
成川順2008/03/18
「南海地震が起こったら、もし生き残っても、1週間くらいは自力で食っていかんならんろうね」という災害対策が専門の友人が言いました。そこで、庭を菜園に改造することにしました。土壌改良に約1ヶ月かかりましたが、今は常時10種類くらいの野菜を育てています。
目次
1ページ
・地震に備えて家庭菜園作り
2ページ
・植物本来の花の姿が見られるのも魅力
地震に備えて家庭菜園作り
私の友人に災害対策の専門家がいるのですが、彼に聞くと「南海地震が起こったら、もし生き残っても、1週間くらいは自力で食っていかんならんろうね」ということでした。そこで、私は、七輪コンロと炭、十分すぎるくらいの水と米を用意しました。
調べてみると、南海地震は、30年以内に50%の確率で起こり、その上、東海地震と連動して起こる確率が高いそうです。また、安政の東海・南海地震(1854年)による死者は推定3万人なのだそうです。
当時と比べると、住環境は多くの危険物に取り囲まれ、建物は高層化し、人口は4倍に増えているのですから、死者は3万ではすまないでしょう。生き残った人も大変なことになると思います。当然、人口の多い東海地方の方が優先されるでしょうから、救助や救援はかなり遅くなると考えておくべきでしょう。
「災害対策はアナログが一番」とは、先の友人の弁です。大地震というのは、一時的に文明が崩壊するに等しいのでしょうから、私は、彼のこの言葉に深くうなづきました。
そこで、庭を菜園に改造しておくことにしました。シルバー人材センターに頼んで、ブロックとコンクリートを使った簡単な土留めの小工事(費用2万円)をしてもらい、畑からしこしこ土を運び入れました。約1ヶ月かかりました。そして今、長さ10mくらいの3本の畝(うね)で、常時10種類くらいの野菜を育てています。
(次ページ「植物本来の花の姿が見られるのも魅力」に続く)
http://www.news.janjan.jp/area/0803/0803172916/1.php
植物本来の花の姿が見られるのも魅力
「庭には花を植えたい」と言う人が多いかもしれません。でも、いざという時に、植物の生殖器ばかりを肥大化させた花は食べられませんよ。それに、野菜も花を咲かせるのですよ。観賞目的で品種改良されていないので、小さく可憐な花が多いのですが、それが植物本来の花の姿です。
中にはオクラやカボチャのような堂々たる花の咲く野菜もあります。特に夏から秋にかけて次々と咲き続け、結実し続けるオクラの白い花は、お勧めです。
「庭がない」と言う人もいるかもしれません。しかし、プランターでもいいのです。プランターでもパセリやネギなら自給は可能だろうと思います。
100%の消費を決め込まないで、日々の暮らしの中で、ほんの一部分でも食糧を生産していることが大切だと思います。植物の生命力や意外に心優しい自分に気づいたりして、いろいろ新発見があると思います。
今、私の南海地震対策・菜園に植わっているのは、エンドウ、ネギ、ブロッコリー、キャベツ、ミズナ、パセリ、セロリ、タマネギ、チシャ、ジャガイモです。それから、ホダ木のシイタケが生えてきています。
南海地震はまだですが、日常の食卓にそれら新鮮野菜たちが上っているのは、言うまでもありません。家計の足しにもなっていると思います。
ついでに書くと、我が家の池や水槽には、仁淀川から捕ってきたカニやエビ、魚が泳いでいます。南海地震で地域が孤立し、食糧が長期にわたって来なくなった時、この付近で最後まで食糧が残っているのは、もしかしたら我が家かもしれません。
http://www.news.janjan.jp/area/0803/0803172916/2.php