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http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20080320ddlk26010553000c.html
京都市:部長級職員の懲戒免職 市政への信頼また失墜 /京都
◇市長「困難覚悟で改革」
京都市が19日発表した、部長級職員を含めた9人の懲戒処分=いずれも同日付。職員約130人を管理する市川正博・南部クリーンセンター所長(59)がゴルフ練習や銭湯に「中抜け」していたほか、勤務中の職員同士の交際など、公務員としてあり得ない行動が続出。不祥事根絶に向け、抜本改革大綱を策定した06年以降も相次ぐ不祥事に、市政への信頼はまた失われた形となった。
門川大作市長は同日、臨時局区長会を開き「公務員の自覚を欠いた行動で極めて遺憾。それぞれの職場の問題として改革を断行してほしい」と幹部らに訓示。また、今回の事案を教訓に▽自分の組織の問題としてとらえる▽役所の慣例は打破し市民感覚を基準とする▽改めて大綱を読み直し原点に立ち返る−−の3点を指示した。
市によると、処分した水道局職員4人は通勤手当の不正受給や、営業所内の駐車場を自家用車用として私的に使用するなどしていたが、市は報道機関の情報公開請求があるまで事実を把握していなかった。
今回の処分は門川市長就任以降初めて。しかし、2月の市長選で当選した翌日の18日にも、同じ「中抜け」で職員計7人を処分している。
門川市長は当選以降、現場を視察し職員の変化を実感していたというが、その矢先の出来事に「不祥事の根深さを実感している。積年のうみを困難覚悟で改革する」と語った。また、記者団から選挙公約に掲げた、1年以内の不祥事根絶が出来なかった場合の対応を聞かれると「出来ない場合を考えるのはマイナス思考。プラス思考でやる」と答えた。【椋田佳代】
毎日新聞 2008年3月20日