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http://www.silver-news.com/ps/qn/guest/news/showbody.cgi?CCODE=12&NCODE=1161#silver071123-5
住民出資でNPOが複合型福祉マンション
子育てから高齢者ケアまで
藤沢市の「ぐるーぷ藤」
会員制の助け合い活動から出発し、高齢者・障害者の地域生活支援を中心に活動を続けてきた神奈川県藤沢市のNPO法人ぐるーぷ藤(鷲尾公子理事長)が先月、新たな事業をスタートさせた。高齢者の終いの住まいとなるケア付き住宅に小規模多機能型居宅介護や精神障害者のグループホーム、そして子育て支援と障害者が働くレストラン――。地域住民が必要としているサービスを一つの建物に集約させた複合型施設だ。土地の購入資金の大半を市民からの出資で賄っているのも全国では珍しいケース。地域に根ざした活動に対する信頼が大きな実を結んだかたちだ。
団地や一般住宅が建ち並ぶ住宅街の一角。見た目は普通の新築マンションだが、通りに面した一角にはテラス付きのレストランがあり、建物の中から子どもたちの大きな笑い声が聞こえてくる。入り口からヘルパーの女性と手を携えながら、お年寄りが「ちょっと散歩に行ってきますね」と出かけて行った。
さまざまな人が出入りするこの建物が、先月オープンしたばかりの「ぐるーぷ藤一番館・藤が岡」だ。4階建てで3、4階部分は一人暮らしが不安な高齢者21人が入居するケア付き住宅。1、2階には訪問看護・介護ステーションと小規模多機能型居宅介護、子育て支援、そして精神障害者のグループホームにレストラン。さらに、入り口のすぐ正面には、保健師やケアマネが常駐し、誰もが利用できる相談窓口も併設されている。
「この地域で暮らしていく上で必要とされていたものを、全て集合させたらこんな形になったのです。私たち法人の十年来の夢でもありました」
運営主体であるNPO法人ぐるーぷ藤の理事長・鷲尾公子さんは、心底嬉しそうな表情でそう話す(以下略)
(2007/11/22)