★阿修羅♪ > 地域11 > 249.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
駅前のビラ配り・署名活動 浦安市が把握市 委託の警備会社 団体・個人名を記録(東京新聞)2007年9月22日
浦安市が民間の警備会社に委託して東京ディズニーリゾート(TDR)の玄関口にあたる浦安市のJR京葉線舞浜、新浦安両駅前で、チラシやビラ配り、署名活動などをしている団体や個人名を記録、報告させていることが二十一日、分かった。市は、駅前の環境を保全することが目的と強調、今後も情報収集を続けていく考えを示した。一方で、報告される側の団体などからは反発の声も出ているという。 (林容史)
市道路管理課によると、一九八八年十二月の京葉線開通で、これまでにない広大な駅前広場が市内に完成、「市の玄関口にふさわしい駅を」と、屋台や露天商などを排除する目的で、「駅前管理」の民間委託が始まったという。その後、市が注意、指導するため、警備会社に、どのような団体が何をしていたのか「駅前状況の記載」を求め、報告させるようになった。
警備会社は各駅に一人ずつ警備員を配置、昼すぎから夜にかけて市道にあたる駅前広場や通路などで活動内容をはじめ団体や個人名、人数、配布物などを記録して報告している。市が二〇〇七年度当初予算に計上した本年度委託費は約五百七十四万円にのぼる。
屋台や露天商などと区別するため、チラシやビラ配り、署名活動については警察の道路使用許可を取って実施するよう警備員を通して呼び掛けてきたというが、警備員が「許可がないとやらせない」と言ってトラブルになるケースもあったという。このため、市民グループから「表現の自由を妨害している」と市に苦情があり、今年四月からは呼び掛けをやめ、記録と報告のみにとどめている。
同課の杉山成彦課長は「ビラ配りや署名活動についての報告は副次的なもので、本来は露天商などを排除するのが目的」と説明。英会話教室やインターネット接続会社の勧誘、ダフ屋などに対し市民から多くの苦情が寄せられていることを指摘し、「これまでの積み重ねで今のような整然とした広場になったと思う。公共の福祉のため、表現の自由が一定程度、制限されることもあるのでは」と話す。
同市の松崎秀樹市長は「公共用地を責任の範囲内で管理している。公共を乱すようなことをチェックしているだけで、ビラ配りをチェックするとか、そういう趣旨ではない。(報告書を出させるのは)委託しているのだから当然。(表現の自由の妨害というのは)過大に反応していると思う」と話した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20070922/CK2007092202050700.html