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和歌山談合で前知事に有罪判決【中日新聞】
2007年9月10日 夕刊
◆大阪地裁「選挙の支援目的…悪質」
和歌山県発注工事をめぐる談合汚職で、一千万円の収賄と談合の罪に問われた前知事木村良樹被告(55)に大阪地裁(西田真基裁判長)は十日、懲役三年、執行猶予四年、追徴金一千万円(求刑懲役四年、追徴金一千万円)の判決を言い渡した。
判決理由で西田裁判長は「選挙で支援してもらおうと談合の仕組みを利用しようと考えた。悪質な官製談合だ」と指摘した。昨年相次いだ談合汚職事件で起訴された福島、和歌山、宮崎の三人の前知事で判決は初めて。
木村被告は起訴事実を認め謝罪。弁護側は「談合を主導はしていない」として執行猶予付き判決を求めていた。
論告などによると、木村被告は二〇〇〇年九月に初当選後、選挙基盤確立のため、水谷聡明元出納長(61)=有罪確定=を建設業界との窓口役にし、談合の仲介役だった元ゴルフ場経営井山義一被告(56)=贈賄罪などで公判中=と引き合わせて、官製談合の体制を構築。再選前の〇四年六月ごろ、受注調整に関与できるよう便宜を図った謝礼として、井山被告から現金一千万円を受領した。同年十一月に入札があった県発注の工事三件で談合した。
談合の共犯に問われた水谷元出納長と大林組元顧問ら業者四人は、懲役二年−十月、いずれも執行猶予三年の有罪判決が確定している。
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2007091002047737.html