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静岡市の個人情報紛失、漏えいミス 5カ月で19件、06年度分上回る
【中日新聞】2007年9月8日
静岡市が市民の個人情報を紛失したり、漏えいするミスが、4月からの今月7日の約5カ月間で13件に上り、2006年度1年間の合計10件を上回った。これとは別に、市が郵送した個人情報を郵便局が誤配したケースも6件(前年度0件)あった。市は「職員の意識、態勢を向上しないと、市民の信頼を失う」として、個人情報取り扱いマニュアルの作成を検討するとともに、市内の郵便局に対して適正な配達をするよう申し入れた。
市総務課によると、07年度、市の管理する個人情報が紛失したり漏えいしたケースは、市と郵便局双方のミスで計19件(228人分)あった。06年は計10件(352人分)だった。
市でミスがあったのは保健福祉子ども局、都市局、生活文化局などで、書類封入ミスが8件、書類や記録媒体の紛失が3件。個人情報が悪用された例はないが、氏名や住所のほか、所得や障害なども含まれていた。
年金や介護保険など福祉分野で特に多く、市総務課は「福祉分野では法改正が続いたため、多くの市民に通知を送る必要があった。その中で注意力が低下していた」と指摘、作業工程の見直しを図っている。
しかし、市が7月25日付の通知で庁内に注意を呼び掛けた後もミスは4件あり、効果は上がっていない。
ある市幹部は「個人情報への関心の高まりで、市民が漏えいに敏感になっていることも件数増の背景にある。しかし、だからこそ、より確実な対策が必要」と話す。
一方、市は郵便局の配達ミスについて、7月に改善を申し入れたが、その後も2件の配達ミスが続いた。日本郵政公社東海支社は「誤配の疑いのある郵便物は持ち帰ることや、あて名の確認を徹底するよう職員に指導をしている」と話している。
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20070908/CK2007090802047384.html