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滋賀県、新幹線新駅を中止 JRとの建設協定、履行しない方針
【中日新聞】2007年9月4日 07時45分
滋賀県栗東市の新幹線新駅問題で、新駅の是非を検討する新駅設置促進協議会の正副会長会議が3日開かれ、県はJR東海と締結した新駅建設に関する協定を履行しない方針を示し、事実上、計画の中止を打ち出した。
栗東市役所での会議の席上、県は「新駅凍結」の立場から「解決に向けた方針案」として提示した。
この中で「(JRとの)協定を履行しないことに合意し、協定を終了する」と、計画を白紙に戻す考えを表明。新駅を前提に進む周辺の土地区画整理事業は、栗東市が継続する場合、「県は支援する」としている。
これに対し、栗東市や周辺の市長は「方針には(中止後の)具体性がない」と批判。「中止でなく、数年間の計画凍結をJRに求めてはどうか」との意見も出されたが、嘉田由紀子知事は「県の信頼を失う」として受け付けなかった。結局、意見はまとまらず、再審議することになった。
正副会長会議では、JRとの協議に基づき、10月末までに新駅の是非について結論を出すことになっている。
JRとの新駅建設にかかわる基本協定は2002年4月に締結。建設場所や工法、地元負担金について定めている。
協定を履行しなかった場合、今年4月にJRと交わした覚書によると、JR側は必要経費を清算するとしている。損害賠償については明記されていない。
県の方針に、建設推進を求める栗東市の国松正一市長は「(駅を中心とした)市の街づくりの取り組みが根底から覆される」と反発している。
(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007090490074541.html