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名地検、「愛護法」は起訴見送り 野放し犬飼い主に「狂犬病」で略式命令
【中日新聞】2007年8月15日 夕刊
愛知県尾張旭市でことし五月、主婦が野放しの大型犬にかまれてけがをした事件に関連し、県警が動物愛護管理法違反(動物取扱業の無登録)の疑いで逮捕した男(39)=住所不定=について、名古屋地検は十五日、同罪での起訴を見送った。狂犬病予防法違反(無登録)の罪については略式起訴し、罰金の略式命令が出される見通し。
男は県知事の登録を受けず、大型犬グレート・デン二頭を計七十万で販売したとして動物愛護管理法違反の疑いで逮捕された。
同容疑での摘発は全国初だったが「販売の実績が少ない。業としての立証は困難」などの理由から、立件を見送ったとみられる。
県警の調べでは、男は昨年三月、ドイツから妊娠中のグレート・デンの母犬を輸入。十一頭の犬が生まれたものの、今年五月ごろまで、市町村への登録を義務づけている狂犬病予防法に違反して犬の登録申請をせず、六頭を飼育していたとされる。六頭は県警が押収し、県動物保護管理センター(同県豊田市)で証拠として保管されている。感染症で死んだ一頭を除く五頭は、男に返される予定という。
グレート・デンをめぐっては、今年春、愛知県瀬戸市や尾張旭市で野放しにされているのが何度も目撃され、近隣の小学校で集団下校を実施するなど騒動になっていた。
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2007081502041270.html