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ゾルゲ事件捜査資料を寄贈 特高警察官遺族が沖国大に【東京新聞】
2007年8月15日 18時06分
太平洋戦争開戦直前に発覚したゾルゲ事件で、旧ソ連スパイ網の中心人物リヒャルト・ゾルゲの取り調べを担当した元特高警察官、故大橋秀雄氏が保管していた捜査関係資料やゾルゲ直筆の手紙など数千点が、遺族から沖縄国際大(沖縄県宜野湾市)へ寄贈された。
2002年に99歳で死去した大橋氏が書き残した備忘録(ノート)や戦中戦後に収集した文書。「極秘」と朱印が押された捜査資料も含まれる。ゾルゲ直筆の英文の手紙には「私の事件の取り調べで最も同情的で親切だった」と大橋氏への感謝の気持ちが丁重につづられている。沖国大の南島文化研究所が寄贈資料の一般公開を検討中。
資料の分析を進めている琉球大の比屋根照夫名誉教授(近代日本思想史)は「ゾルゲがなぜ大橋氏に感謝するほど信頼を寄せ自白に至ったのか、その過程が大橋氏のノートやメモからより詳しく明らかになる可能性がある」と話している。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007081501000547.html