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朝日村職員を懲戒免職 地元団体の経費284万円引き出す【中日新聞】
2007年8月9日
朝日村産業振興課の男性職員(40)が、事務局を担当している任意団体の運用経費など計二百八十四万六千四十八円を着服していたことが八日、分かった。村は同日付でこの職員を懲戒免職処分にし、近く塩尻署に横領の疑いで告訴する。
村によると、職員は昨年七月から約一年間にわたり、村や松本市、地元財産区などで構成する「野俣林道愛護会」と「朝日地区林野警備連合会」、森林を守る活動をしている民間の「朝日森林のクラブ」の預金通帳と印鑑を勝手に使い、各預金口座から三十数回、現金を引き出していた。
七月に予定していた同愛護会の総会準備をしないのを不審に思った上司が調べ、横領が発覚した。同愛護会と同警備連合会には村と松本市から負担金が支出されている。
村は三団体の発足当初から事務局を担当し、会計事務や預金通帳、印鑑の管理は、この職員一人に任せていた。着服した金は、自宅マンションのローンの支払いなどに使っていたという。横領の事実は本人も認めており、今月三日に全額を返還した。
中村武雄村長は「このような不祥事を起こし、深くおわび申し上げます。二度とこのようなことのないよう、再発防止に取り組みたい」と陳謝した。村は公金の管理体制を見直すほか、管理責任を問い、村長ら村幹部の処分も検討する。
(一ノ瀬千広)
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20070809/CK2007080902039630.html