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琵琶湖の食物連鎖に変化 過去100年、魚の窒素で分析【東京新聞】
2007年7月15日 16時57分
琵琶湖の生物の食物連鎖は1980年代以降規模が縮小、最近回復しつつあることが、魚の体に含まれる窒素の分析で判明したとの研究結果を、奥田昇京都大生態学研究センター准教授が15日までにまとめた。
琵琶湖は環境悪化が指摘されるが、食物連鎖に注目することで生態系の変化を裏付けた。
奥田准教授によると、窒素の99・6%を占めるN14は、生物の体内でアンモニアや尿素などになり排出されやすい。だが0・4%のN15は蓄積しやすく、食物連鎖の上位生物は下位生物を食べてN15が濃縮され、含有率は高くなる。
奥田准教授は琵琶湖の在来魚10種について、京都大総合博物館にある1910年代からの標本を分析。食物連鎖が始まる植物プランクトンのN15の含有率を1とし、相対的な数値を算出した。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007071501000314.html