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種子島唯一の産科閉鎖へ 支援整わず「継続は危険」【東京新聞】
2007年7月6日 20時50分
人口約3万4000人の鹿児島県・種子島で唯一の産婦人科が12月で診療をやめ、島内で出産ができなくなる恐れが出ていることが6日までに分かった。1人でほぼすべてのお産を担当する開業医が、緊急時の支援体制が不十分なことや医療過誤訴訟の増加を理由に、現状での医療継続は危険だと判断したためだ。
閉鎖を予定しているのは西之表市にある池田医院。島内の年間250件ほどの出産のほぼ百パーセントを、池田速水医師(39)が1人で手掛けてきた。
池田医師によると、緊急時には母親は島内の別の病院に搬送し治療が可能。しかし、島には新生児の治療施設がないため鹿児島県か自衛隊のヘリコプター出動を要請、陸路を含め片道3時間以上かけ鹿児島市内の病院に搬送する。ことしは上半期に8回搬送があった。
ヘリ搬送は手続きが煩雑で、要請した医師側に問い合わせも多く、1人で対応しながら治療に集中するのは困難という。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007070601000593.html