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□コロちゃん怒って人間ガブリ! 人気のゼニガタアザラシ触ろうとして 豊頃 [北海道新聞]
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/35968.html
コロちゃん怒って人間ガブリ! 人気のゼニガタアザラシ触ろうとして 豊頃(07/04 07:53)
【豊頃】十勝管内豊頃町の大津漁港付近に四年前から居座るゼニガタアザラシが見物人をかみ、豊頃消防署が救急車を出す騒ぎがあった。昨年、テレビや週刊誌で紹介され、人気が沸騰。「野生のアザラシに触れる」と道外からの客もどっと押し寄せた。「コロちゃん」と呼び、ペットのように扱った人間たちへの、手痛いしっぺがえしだ。
かまれたのは同管内の五十代の女性。六月三十日朝、海から上がってきたアザラシを手で触ろうとし、胸をかまれ、つめで手足を引っかかれた。いずれもかすり傷。アザラシによるけがで救急車が出たのは初めてだ。
近づいても逃げない、ほえない。「人懐っこい」と思われ、見物行為は徐々にエスカレート。棒でつつくたたく、子供をアザラシの背中に乗せて記念撮影する人も出て、見かねた同町が昨年八月、「アザラシはサケの頭を食べてしまうほど強い歯を持っている」と書いた看板を立てたが、その後も足で体を押したり、犬をけしかける、悪質なマナーが散見されたという。
帯広畜産大時代からゼニガタアザラシ研究グループで活動する藤井啓さん(29)=同管内新得町=によると、アザラシは本来憶病で、人に寄ることはない。「大津のアザラシは特殊な個体だが、不安を感じれば身を守ろうと反撃する、野生動物として当たり前の行動をとっただけでは」と話す。おたる水族館は「病気のアザラシの治療以外、職員も触ることはまずない。アザラシが嫌がるし、危険」と戒める。
けが人がまた出れば、「自己責任」とはいえ同町も対策を取らざるを得ない。同町産業課担当者は「至近距離で見られるせっかくの環境が、不用意な行動で壊されるのが心配。遠くで見守って」と話している。