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“虚偽経歴”で国家資格取得 足立区幹部 区は処分を公表せず【東京新聞】
2007年6月30日
足立区の部長級の幹部職員(54)が、事実と異なる経歴証明書を作成して国家資格を取得したとして、停職三カ月の懲戒処分となっていたことが二十九日、分かった。処分は今月十八日付。合わせて副参事(課長級)に降格した。区は処分を公表していなかった。
区によると、この幹部は昨年六月から七月にかけ、建物の衛生管理を監督する国家資格「建築物環境衛生管理技術者」の取得講習を受講し、資格を取った。
受講には、給排水設備管理やネズミ防除などの五年の実務経験が必要で、幹部はこの受講資格を満たしていなかった。
ところが幹部は、自身が技術系職員で施設修繕関係部署の勤務歴が長かったことが、受講基準を満たすと勝手に解釈。区長名の証明書を作成して自ら決裁し、講習会を主催する財団法人に提出し、受講した。
国家資格は職務上の必要性が認められ、受講料十二万円は公費でまかなわれた。幹部は「軽率な判断だった」とし、受講料相当額を区に返還した。資格は返上するという。
今年四月に区の内部通報制度に通報があり発覚した。処分を公表しなかったことについて、区人事課は「前年度一年間分を、翌年度初めにまとめて公表することになっている。通報者保護のため一定の時間が必要」としている。この幹部は過去、職務専念義務に反したとして戒告の懲戒処分を受けたことがあるという。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20070630/CK2007063002028352.html