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----カーリング漬け から転載-----------------------------
http://plaza.rakuten.co.jp/gaksuzuki34/diary/200804040000/
April 4, 2008
出来レースのメタボ検診
よく考えれば考えるほど、この健診はおかしい。なぜ、ペナルティーが75歳以上の後期高齢者が負わなくてはならないのだろう?
なぜ、個人の身体的特徴について国が介入しなくてはならないのだろう?どうして、メディアは怒らないのだろう?
これは国による強制人間品質管理とも言えるのに。直接個人が罰せられるわけではないので、普通の人はごまかされてるんだろうな。
それに、実効性だって非常に乏しい。メタボを含めた生活習慣病は個人の努力に負うところが大きい。長年の習慣をいくら正すように指導をしたって、頸に縄を付けて指導するわけにはいかないのだ。だいたい、メタボで早死にしようと、個人の自由と尊厳に関わる問題であり、本来、国が介入してくるのは大きなお世話なのだ。
今、メタボな人たちをかかえている保険者団体、地方自治体は後期高齢者制度のペナルティをもう織り込んでおくしかないだろう。そんなに簡単に指導ごときでメタボは減らない。
医療費削減目的だそうだが、あえて不遜な仮定の話しをすれば、仮にメタボの人たちが生活を正して、長生きするようになった場合と、ほっといて早死にしてしまう場合と医療費の合計比較検討をしてみたのだろうか?
仮に長生きするようになってもいずれ、生活習慣病にはなる。歳をとれば心筋梗塞、脳卒中、糖尿病などなりやすくなる。いずれ、死ぬ時は来るのだから、やはり、かかる医療費はかわらない気がする。ただし、高齢になっても医療制限をされなければ、の話しだが。
後期高齢者制度と厳しい診療ベット削減策で受診抑制をかけ、年寄りを早死に追い込む作戦が見て取れるので、高齢者になったら、後は天寿と思ってあきらめなさい、という国の意思なのだろうか?
やはり、本丸はうろうろドクターが見抜いているこの辺りだろうな。以下、引用。
=== http://blogs.yahoo.co.jp/taddy442000/22379438.html#22379438 ===============
まあ、しょせんメタボ健診は厚労省と御用学者によるIT産業界や、高脂血症・高血圧症の製薬企業との密約、天下り先の確保でしかないですからね。
メタボ健診をわざと失敗させ(注:私はわざとじゃなく、食は人間のさがであり、生活習慣病は社会環境病であり、どうやっても失敗すると思います)、『後期高齢者医療制度』への国の拠出金を減らし、後期高齢者医療のコストを削減させ、老人を早死にさせるからです。もちろん、その責任は現場の医療者と、コストを削減した市町村に転嫁してね。
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恐ろしい国、にっぽん。
Last updated April 5, 2008 04:57:55
■コメント
○ Re:出来レースのメタボ検診(04/04) mkd5569さん
ブログ更新おつかれさまです。
あっというまに週末ですね。
(April 5, 2008 07:25:21)
○ ショック! メタボ健診って政策の基礎データ収集のためではなかったのか wagonthe3rdさん
うろうろドクターさんのところに見に行ってきました。Yahoo!ブログでお気に入り登録できる良い医療崩壊関連のサイトを探していたので、ご紹介いただきましてありがとうございます。
ただ、IT産業界をそんなに責めないでくださいな。この件については裏切られた気持ちでいます。この続きは別記事へのコメントにします。
(April 5, 2008 09:02:12)
○ Re:ショック! メタボ健診って政策の基礎データ収集のためではなかったのか(04/04) wagonthe3rdさん
>この件については裏切られた気持ちでいます。
もちろん、厚労省にですよ。
(April 5, 2008 09:03:47)
○ Re[1]:ショック! メタボ健診って政策の基礎データ収集のためではなかったのか(04/04) カーリングおやぢさん
こんにちわ、wagonthe3rdさん
>>この件については裏切られた気持ちでいます。
>もちろん、厚労省にですよ。
IT業界のことは大手メディアの範囲でしか知りません。ただ、ITは相当ヤバいそうですね。
厚労省の裏切り、お為ごかし、屋上屋、はしごはずし、これらは診療報酬、介護報酬改定で毎度のようにやられることで、医療介護従事者は二年ごとに気持ちがなえる一方でした。ITのかたがたも、この裏切られつづけ、振り回され続けて来た気持ちがおわかり頂けると思います。
(April 5, 2008 14:26:50)
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http://plaza.rakuten.co.jp/gaksuzuki34/diary/200804030000/
April 3, 2008
恐ろしいメタボ検診(「特定健診・特定保健指導」)、後期高齢者制度
メタボ検診ってなんぞや、太っている人をやせましょうって言う啓蒙を含めた検診が始まるのかな?てな具合に考えていたら、ちょっと読んでビックリ!!
これ、とんでもない医療政策じゃないか?
やせましょう、というのはもちろんよい。しかし、その成績が医療費にリンク、つまり、金が絡んでくるとなると重大な問題だ。
なんと、地方自治体別に、この検診成績いかんでは後期高齢者制度に拠出する援助金が減るのだそうな。つまり、肥満者またはメタボな人が多い地域の高齢者医療負担が引き上げられるという制度だ。
これ、非常に危険な思想だ。つまり、メタボや肥満者がその地域にいてはそれ以外の人たちに迷惑をかける。だから、やせなさい、という指導と同意義だ。
「うまい物をくったり、酒を飲んだりしたら国賊扱いですよ。いいですか、新年会、忘年会、歓送別会なんてやっちゃいけませんよ。メタボな人たちの目の前で、見せつけちゃ可哀想でしょ。メタボなあなたもいい加減にやせて下さいね。でなければ地域のお年寄りが迷惑をしますからね。あなたのせいで私が年を取った時に保険料が上がるんじゃかないませんからね。」
こういう恐ろしい会話が交わされることもありうるのだ。
これではメタボ者差別法じゃないか。メタボ者って言ったって現役世代の半分が該当するという試算もある。検診で差別感情と罪悪感、恐怖をあおって、周辺産業を潤そうって思惑も感じる。
個人の健康の啓蒙ためにあるべき検診が、なぜ五人組のような仕組みとされてしまうのだろう?
この健診、法案は憲法第十一条【基本的人権の享有と性質】、第十三条【個人の尊重、生命・自由・幸福追求の権利の尊重】、第十四条【法の下の平等、貴族制度の否認、栄典の限界】に違反しているのではないか?
直接、国がかかわらなくても担当地区がこれらに触れないように指導させられるところがずるいところだ。医者が診療報酬を人質に振り回されてきた構図に似ている。
今の日本政府はあまりにこれらの権利の保障に鈍感すぎる。極めて危険な兆候が見えてきた。
医療費削減の名のもとに国のやり口が非常に陰湿になってきた。医療の窓から見える傾向は恐らく国の傾向を示しているのだろうから、なんとも恐ろしい国に向かいつつある気がする。
医療に対する厚労省のやり方が年々陰湿になってきているとは感じているが、他の省庁もこうなのだろうか?
元々医療は周辺産業を潤すような誘導政策が取られ続け、辟易としていた。例えば建築基準を厳しくして、建設業振興する。まだまだ使いづらい電子カルテを強引に普及させようと点数調整をし、IT産業振興をはかる、などなど、診療報酬をいじくって周辺産業への利益誘導をさせられていた。細かい物を挙げればきりがないほどだ。
いよいよ病院がへたばり、周辺産業への利益誘導が困難になってきたこと。さらに、お役人の天下り病院には必ず検診センターが併設されていることなどを考えれば、検診を弄して周辺産業への新たの振興をはかる、かつ、天下り先が永遠に存続する策としての目的が容易に透けて見える。
こんな怪しげな法案を通してしまうなんて、政治家もどうかしてる。恐ろしいのは後期高齢者制度だけでは無かった!!
え?みんなもう知ってたって?周回遅れの話題でしたでしょうか?これ、阿部さんの時に通った物だそうだから、つくづくやりたい放題だったのだなぁ。
参考資料1, 2
http://news.cabrain.net/article/newsId/15352.html
http://news.cabrain.net/article/newsId/15353.html
Last updated April 4, 2008 04:00:57
■コメント
○ 電子カルテもやはり箱物行政 wagonthe3rdさん
> まだまだ使いづらい電子カルテを強引に普及させようと点数調整をし、IT産業振興をはかる
もちろん電子カルテ導入を国策でやった是非はあると思いますが、この点数調整は、導入は援助してやったから運用は医療機関が自腹でやりなさいよ。電子カルテで効率化できたお金でね。となっていたのを医療ITの産学の団体が「運用にも医療機関に対する予算措置が必要」だとやっと認めさせたのです。
残念ながら日本の医療ITに利益誘導ができるほどの力はありません。あれば私も南半球の小国には来ませんよ。電子カルテ・医療ITといってもやはり箱物行政なんです。
日本の医療機関の情報処理部門の状況は、そもそも経済規模が日本とは月とスッポン、小泉改革と同じことをやった結果崩壊していると日本で喧伝されるニュージーランドの公的医療部門と比べても惨々たるものです。(続きます)
(April 5, 2008 11:34:33)
○ 太平洋戦争の戦訓生かせず。 wagonthe3rdさん
あいかわらず仮想戦記が売れつづけているようですが、昔の戦いにIFを持ち込む前に、この医療崩壊との戦いに同じIFを投げ掛けて欲しいですね。
防弾もない無線も役に立たない戦闘機に無着陸で長距離長時間の作戦行動をさせ、その上、卓越した操縦の腕で敵弾を避けよといい、被弾して撃墜されれば自爆せよ。
いよいよ苦しくなれば、銃も無線も外して、学生も動員して体当たり。日本は、昔の戦闘機乗りと同じことを現在の医師にも望んでいるようです。
それに比べれば海外の先進国の医師は(アメリカに限らず)、クリスティーナ・アギレラの「キャンディー・マン」のような慰問を受ける同時期の他国の戦闘機乗りのようですね。(この歌は個人的にサバイバルキットには必ず入っているチョコレートキャンディーに引っかけてると思う)
(April 5, 2008 12:28:43)
○ Re:電子カルテもやはり箱物行政(04/03) カーリングおやぢさん
wagonthe3rdさん
そういえば、ご専門でしたね。被害者のお一人ですね。
>もちろん電子カルテ導入を国策でやった是非はあると思いますが、この点数調整は、導入は援助してやったから運用は医療機関が自腹でやりなさいよ。電子カルテで効率化できたお金でね。となっていたのを医療ITの産学の団体が「運用にも医療機関に対する予算措置が必要」だとやっと認めさせたのです。
>残念ながら日本の医療ITに利益誘導ができるほどの力はありません。あれば私も南半球の小国には来ませんよ。電子カルテ・医療ITといってもやはり箱物行政なんです。
電カルはどこが背後にいるかはわかりにくい箱物ですね。でも、膨大な投資をしたあげく、納入に成功した業者は一生メンテナンス代が入りますね。私は給料を不良品に搾取され続ける思いでした。入った箱物は医療IT専門ではなく、大手のものでした・・・。
>日本の医療機関の情報処理部門の状況は、そもそも経済規模が日本とは月とスッポン、小泉改革と同じことをやった結果崩壊していると日本で喧伝されるニュージーランドの公的医療部門と比べても惨々たるものです。
それって、かなり惨憺たる思いにさせられます。
ええ、太平洋戦争の教訓行かせず、って現場の誰しもが思っていると思います。軍部に相当するところが、経済にかわろうと、粗末にされるは一般人、というコンセプトは一緒ですね。
(April 5, 2008 14:15:10)