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---ssd's Diary から転載--------------------------------------------------------
http://ssd.dyndns.info/Diary/2008/04/post_617.html
宗主国様の御診察
By ssd on 2008年4月 2日 13:12
====nikkei====================================================================
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=186071&lindID=5
ＳＢＩウェルネスバンクとＪＴＢ、東京シティークラブが提携し中国の富裕層を対象とした日本における健診ツアーを開催
当社子会社で、人々の健康を「予防」「治療」「アンチエイジング」の観点でトータルにサポートするサービスを目指すＳＢＩウェルネスバンク株式会社（以下「ＳＢＩウェルネスバンク」）はこの度、大手旅行会社ＪＴＢグループで法人営業を主とする株式会社ＪＴＢ法人東京（以下「ＪＴＢ東京」）、日中間の個人向け旅行手配を主とする株式会社ＪＴＢ中国（以下「ＪＴＢ中国」）、国内大手社交クラブのひとつ株式会社東京シティークラブ（以下「東京シティークラブ」）と提携し、それぞれが専門分野において有するノウハウを活用して、中国の富裕層を対象に、ＳＢＩグループのビジネス・カンファレンスとセットとなった日本での健診を目的とするツアーを２００８年７月に開催することになりましたので、お知らせいたします
ＳＢＩウェルネスバンクは、２０１０年春より医療およびアンチエイジングサービスをセットにした会員制サービスを提供する予定ですが、対象顧客として日本だけでなく中国の富裕層も想定しており、今回その視察を兼ねたツアーを企画したものです。
ツアーの主な内容はＳＢＩウェルネスバンクが企画し、国内最先端の医療機関での「人間ドック」、「ＰＥＴ−ＣＴ検査」、「脳ドック」などの健診の実施を予定しています。健診を実施する主な医療機関は、「医療法人社団 榊原厚生会 サピアタワークリニック」、「財団法人 榊原記念病院」、「東京女子医科大学付属青山病院」等を予定しており、いずれも心臓疾患や脳血管疾患において国内最高水準の治療実績を誇っています。
また、中国における募集活動については、東京シティークラブの親会社で世界有数のクラブ運営組織である「ＣＣＡインターナショナル」の中国の北京における提携先「ＣＨＡＮＧ ＡＮ ＣＬＵＢ」が担当し、２００８年４月末に説明会を開催して募集を行い、同年７月の日本におけるツアーの催行は、ＪＴＢ東京とＪＴＢ中国が実務を担当します。
ＳＢＩウェルネスバンクは、世界最高水準を誇るスイスのアンチエイジング医療機関である「クリニック・ラ・プレリー」と、日本における独占的ライセンスを受けての提携に既に基本合意し、静岡県熱海市（最寄り駅は湯河原）に上記会員制サービスの中核施設である「クリニック・ラ・プレリー湯河原（仮称）」の建設準備に入り、その完成後は同施設を通じてサービスを提供する予定です。これはスイス以外では初の展開となるもので、日本の富裕層のみならず、中国をはじめとする近隣アジア諸国の富裕層が大きな対象層になると想定しています。
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数年前に大学病院で、仕事していたときに、中国湾岸部のお金持ちが、検査に来ていました。
もちろん、自費で100%の保険診療の値段でやっていたわけですが、別に私は偉くありませんが、医局には世界の一流大学の留学経験者や、major journalにpaperをバンバン載せてる先生が指導監督して診療に携わっていたわけで、それが、日本の保険診療なんて、100%でも笑ってしまう値段で買えるというのは世界的に大バーゲンでしかない。
MRIの検査をやって一流の専門医の診断が付いて、$300って桁間違えてるんじゃないのかと。
目聡い華人長者はもう何年も前から、それに気がついていて、黙って実践していたわけですな。
生き馬の目を抜く華人のお金持ちのセンスはさすがです。
こうして、一流の医療機関が、組織的に、お金持ちを相手に診療を始めると不可逆的に1.5流の組織が、今度は海外の小金持ちをターゲットにし始めることでしょう。
なにしろ、日本人の庶民を相手に保険診療していては全然、儲かりません。
日本の庶民がアクセスできるのは、三流の医療機関だけ。
いや、アクセスできれば、まだいいですが、日本の庶民を相手にするのは三流というラベリングが固定化すれば、日本の庶民向け医療機関に勤める医者はいなくなります。
このラベリング効果は、「僻地医療」ですでに起きている現実です。
その国のいいところは、お金持ちと外国人だけのもの。それ以外は最低の公的医療という図式は、多くの後進国ではよくあることですし、あいにくと、長年続いた保険点数抑制政策のために価格体系だけは、その後進国とタメをはれるだけの相場外の安さになっているのです。
日本が、内陸部の中国人を搾取して確保した安価な労働力を使って、中国工業製品を、中国食料品を買い漁ったように、国内の医療機関を搾取して、安価に押さえていた医療が、外国に買われる時代。
日本の庶民が医者にかかれず野垂れ死のうが、中国の農村戸籍の若者がいくら劣悪な労働環境で奴隷扱いされても日本人が気にかけることは一切無く、中国の廉価な製品・サービスを享受していたがごとく、いかに道義的に問題があろうと、経済原則の圧力に逆らう現象は起きないのが、グローバリズムです。
かつて、上海租界には、「犬と中国人お断り」の張り紙をしたカフェが、あったと言います。
「貧乏人・日本人お断り」の張り紙をした病院が現れるのも遠くない未来かもしれません。
Comments
Anonymous said:
九州の南の果て指宿にはメディポリス指宿という施設ができます。鹿児島県知事の答弁です。
イメージとして，この「メディポリス指宿」は極めて高度な核医学のがんセンターとしての機能ですので，東南アジアの裕福な中国人ですとか，幾らでもお金を持っている人たちが来る施設になるだろうと想像します。そうすると，この治療は大きな手術というか，体にメスを入れるわけではないので，指宿の温泉の利用を含めて，温泉に浸かりながら，重粒子線を当てればいいわけですから，指宿全体の浮揚のために，これからのコンセプトを海と温泉と医療という形で構成したらどうなるだろうかと考えながらこの構想を進めているところであります。
http://www.pref.kagoshima.jp/chiji/katarokai/h17/200511b.html#10
先見の明ですかな
2008年4月 2日 14:13
ssd said:
重粒子線(www。
まあ、まじめな話、しかしながら、それは、クオリティ/価格的に国際競争力があるわけではありませんので、経済原則では、いかがなものですかな。
2008年4月 2日 14:36
nyamaju said:
５，６年前、日本の病院で手術を受けるツアーは
十分ペイ出来るからやってみないか？って話を周囲にしたら、
かなり白い目で見られてしまいました。
整形の人工関節とか、良い商売になると思ったんですけどね。
アメリカの小金持を想定していて、
まだ、中国は考えていなかったな。
2008年4月 2日 15:10
Seisan said:
指宿のって、日本に２か所先行して作ったにもかかわらずガラガラなのを全国に拡大して作るって決定したハコモノ放射線治療施設でしょ?しかも自費の
日本の金持ちが相手にせんものを、外国人がわざわざ来ないと思うんですがね。
ま、温泉のついでに放射線浴びていこっか、くらいなら客も集まるかも（笑）
2008年4月 2日 15:26
ssd said:
ラドンで十分でしょう(www
2008年4月 2日 15:34
匿名希望 said:
＞MRIの検査をやって一流の専門医の診断が付いて
この記事にあげられた女子医大関連の施設に一流の読影専門医はいません。
既に人手不足で崩壊しております。
2008年4月 2日 17:09
ssd said:
中国人の金持ち相手に詐欺とはずいぶん遣り手ですなあ。
2008年4月 2日 17:39
こんた said:
この指宿の施設の建設予定地はいわく付きでして
以下拙ブログより転載
このメデイポリス指宿は、１９８５年に１００万坪の土地に208億円もの年金を食いつぶして作られたグリーンピア指宿の跡地に建設予定だそうです。グリーンピアといえば、総額1900億円をかけて厚生労働省が国民の保養施設という名目で全国１３カ所に立てられた施設です。しかし、その殆どが破綻しグリーンピア指宿にいたっては閉鎖する２年前の２０００年当時で６億５９６１万５千円の売り上げに対して１億６７８８万９０００円の赤字を出していたということです。
温泉施設で失敗した場所に、今度は粒子線治療施設...
グリーンピアで200億円、メデイポリスで150億円
この土地にどれだけの金をつぎ込むつもりでしょうか？
2008年4月 2日 21:01
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