★阿修羅♪ > 医療崩壊1 > 561.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
2008年2月27日 (水)
保険立ち去り型サボタージュ
http://minsika.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_7821.html
現在の歯科の保険の報酬は極限まで
薄められたスープです。
しかしそれを飲めるスープだと行政は言い張ります。
ですからそれを実直に行えば、とても採算が取れる
状況にはなりません。
その上、保険の指導や監査はたいへん厳しく、
患者さんのためと思って行った診療行為でも、
制限やルールの厳密さゆえズレがあれば、厳罰になります。
以上のような状況ですから、
歯科医は保険診療から立ち去ろうとする傾向が
でてきているんです。
つまり医療の水準がこのままでは保てないんです。
それは技術的にもそうですが、感染予防など患者さんの
安全に関わる基本的なこともです。
このままいくと保険診療に見切りをつけた歯科医達は
自費にすがらざるを得ず、自費傾倒がますます強くなっていくでしょう。
お金がある患者さんはそれでもいいでしょう。
しかし、裕福でない方が入れ歯を作りたくても、
「ちゃんとした入れ歯は大金がないとダメ」という
状況が近く訪れる可能性があるのです。
また、自らの力量に見合わない治療をリスク覚悟で行う
歯科医も出てきて、医療事故に繋がるケース
もより多くなるかもしれません。
私は歯科医がワーキングプアかどうかよりも、
歯科医療制度のそういう実体が国民へ大きな不利益を
もたらす可能性がある、だからこそ医療者国民双方が
この問題を真剣に考えるべきだと言いたいので