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「入院させず肺炎悪化」病院側に損賠請求 死亡女性遺族
テーマ:医療崩壊
宮崎市でこのような医療訴訟がありました。
亡くなられた患者さんのご冥福をお祈りいたします。
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「入院させず肺炎悪化」病院側に損賠請求 死亡女性遺族
宮崎日日新聞
宮崎市の女性=当時(81)=が重度の肺炎で死亡したのは病院側が適切な検査や治療、入院措置をしなかったためとして、遺族4人が同市内の民間病院に約3千万円の損害賠償を求めて宮崎地裁に提訴していたことが、21日分かった。口頭弁論はすでに始まっており、病院側は棄却を求めて全面的に争う姿勢を見せている。
訴状によると、女性は2005年10月23日、同病院で肺炎により入院が必要と診断されたが、3日後に男性院長(44)が退院を指示、通院で薬の投与を継続した。約1カ月後には別の病院で重度肺炎などと診断されたが、その報告を受けながらも院長は薬の投与だけで帰宅させた。その後、女性は容体が悪化、同12月19日に重度肺炎による呼吸困難で死亡した。
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記事の内容だけでは詳しい事情はわかりません。とくに、肺炎との報告を受けながら院長が患者を帰宅させた事情についての病院側からの説明に関する情報がありませんし、果たして病院に責任があったのかどうかについては、なんともいえません。
しかし、
4月から「後期高齢者医療制度」が始まりますと、こういう問題が全国各地でおこってくるのではないでしょうか?
「後期高齢者医療制度」では、75才以上の患者の検査や治療に対して国から病院に支払われる診療報酬は包括払いになります。
つまり、病院は検査をすればするほど、治療をすればするほど赤字に近づく、もしくは赤字になる仕組みになるということです。
そうなれば、75才以上の高齢者は、とくに重病であればあるほど、病院にとって赤字の原因になるため、入院してほしくない対象になります。
本当に、このまま、この制度をはじめていいのでしょうか?
国からは診療報酬で脅されて、「医療費が増えるから高齢者は入院させるな!」と言われ、さらに患者サイドからは入院させなかったということで訴訟をおこされるのなら、病院はいったいどうすればいいのでしょうか?
今後、消滅していく病院の数はますます増えていくことでしょう。
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コメント
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■いくつかコメント
ダブルムーン様
後期高齢者の制度はどうなるか不確定の要素もあるのですが、入院についてはまるめとなった場合に、一定額の差額ベッド料を請求せざるをえないでしょう。払えない人は入院お断りです。公立病院はこうした請求が難しく、僻地ほど高齢者の割合が高いので、冗談抜きに地方公立病院にとどめの一撃になると思います。
厚労省の役人の中には小泉竹中などのグループに内通しているものがいるようで、医療でも油断がなりません。
「晴耕雨読」ですが、早雲氏は医療問題にも触れるので、管理人氏も興味をひかれたようです。
米国追従戦略については以下を読まれるとよくまとまっています。
http://sun.ap.teacup.com/souun/269.html#readmore
http://sun.ap.teacup.com/souun/266.html#readmore
http://sun.ap.teacup.com/souun/265.html#readmore
http://sun.ap.teacup.com/souun/226.html
岸信介までの対米追従路線は極めて戦略的な判断に基づいていたのですが、その後特に中曽根以降はまるでだめです。早雲氏が“乳児”精神と看破しているのは見事です。
ナベツネなどはこの「山本−笹川−児玉−米国諜報機関ライン」の末席にある人物です。
ya98 2008-02-22 22:53:49 [コメント記入欄を表示]
■コメントをありがとうございます。
>厚労省の役人の中には小泉竹中などのグループに内通しているものがいるようで、医療でも油断がなりません.
いったい彼らはどこまで日本の病院を潰したいのでしょうか?日本社会を医療過疎の混乱の渦へ落とし、もがき苦しむ人々から混合診療導入による新たな保険料徴収などで搾取しようとしているのでしょう。その枠からふるい落とされるであろう多くの低所得層はまともな医療を受けられなくなるわけで、本当に許せません。
>米国追従戦略
についてですが、「晴耕雨読」によりますと、米国の意図を受けた中曽根時代から新自由主義によって支配される日本社会へ変革がなされていたということですね。
もう少し、読み進んでみたいと思います。
ご紹介をありがとうございました。
ダブルムーン 2008-02-23 10:18:24 [コメント記入欄を表示]
天夜叉日記
http://ameblo.jp/showatti/entry-10074589261.html