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----ポンコツ研究日記〜悩める産婦人科医のブログ〜 から転載-----------------------
http://ameblo.jp/y-gami/entry-10073879649.html
2008-02-19 21:04:15
最後の砦を作るべき
15病院受け入れ断る=救急搬送、61歳女性死亡−東京
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080219-00000045-jij-soci
救急搬送の受け入れ不能が続いております。
僻地だけでなく、大阪や東京でも立て続けに報道されています。
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これって、個々の事例で、個々の病院に対して怒りの声を挙げてもしょうがない。
個々の病院や医師が悪いんだったら、
こんなに立て続けに、さらにいくつもの病院が同様に、なんてことにはなりませんって。
全国で立て続けに起こっているわけだから、医療行政の不備なんです。
だから、国が責任を持って早くなんとかすべき。
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対策なんて簡単。
最後の砦となるべき医療機関を国が作ればいい。
臨床研修制度とかを作って、大学医局を潰したんだから、
他人をあてにしないで、自分たちで人を手配し、「絶対断らない」病院を作ればいい。
採算なんて度外視で、
ベッドは稼働率が50%以下、
医師や看護師等の人的資源が潤沢な病院を作ればいいじゃないですか。
そうすれば、満床もなければ、処置中で診療不能もなくなるはず。
採算度外視なんてお手の物でしょ。
グリーンピアとか考えれば、まだ国民の役に立つだけいいじゃない。
医師を集めるのが、難しいって?
だって、昨今の医師不足は偏在しているのが主たる原因であって、
数的にはめちゃくちゃ足りないわけじゃないんでしょ。
都心にいっぱい医師が集まっているから、僻地医療が崩壊したんでしょ。
だったら、東京や大阪なら集めてこれるでしょ。
医師を集めるのに、時間がかかるって?
厚生労働省には、たくさんの医系技官(医師免許を持ったお役人)がいるだろうから、
とりあえずは、そういう人を当てればいいんじゃないの?
国なんだから、それくらいできるでしょ。
そして、10軒くらい断られたら、その病院に全例担ぎこめばいい。。。
そうしたら、救急搬送問題もすっきり解決です。
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・・・ってそれくらいのことを、国民から声高に要求されるくらいまで切迫すれば、
事態は変わるかもしれないですが。。。
怒りの矛先が病院や医師に向いているうちは、お役人さまは安泰ですから、動かないでしょうね。。。
きっと。