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医師の集団洗脳状態が解けたとき 北見赤十字病院 内科全面閉鎖に思う
すでに大きなニュースになっていますが、北見赤十字病院の内科が閉鎖されるようです。
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北見赤十字病院 3月で内科全面閉鎖
2008年01月25日 asahi.com 北海道
■医師6人退職 新患外来は来月停止
北見市の北見赤十字病院(小沢達吉院長、680床)は24日、内科の全医師6人が3月末までに退職するため、同科の診療態勢を維持することが困難になったと発表した。同病院は、重篤患者や高度医療に対応できるオホーツク圏唯一の第3次救急医療機関に指定されており、地域医療に大きな影響が出かねない事態になった。
同病院によると、内科(消化器科、循環器科除く)について(1)外来は2月から内科の新患受付を停止する。通院患者には別の医療機関を紹介する(2)入院は、今月末で新規入院を停止。入院中の患者も3月末までに他の病院に転院してもらい、転院完了後は病棟業務も停止するとしており、内科を全面閉鎖する内容となっている。
退職するのは種市幸二・副院長はじめ、内科の医師4人と研修医1人の計6人。研修医は、もともと年度末で派遣元の北大の医局に戻る予定だったが、他の医師らは、医師の減少による勤務の負担増などを辞める理由に挙げた。同病院によると、内科医は、01年の14人態勢から減り続けて、いまの6人になった。
内科医の不在で他の診療科に影響が及ぶこともあるため、22日に病院内に設置した「地域医療維持対策本部」(本部長=小沢院長)で対応を練る。
救命救急センターと夜間急病センター機能の維持については、救急患者の「たらい回し」が起きないよう、北見医師会や市、道、日赤本社などと協議していくという。
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■戸惑いや不安 患者「大変だ」
北見赤十字病院では24日、入り口と2階にある内科受付などに内科診療の停止が掲示された。同病院の内科は、網走管内で唯一、リウマチ・膠原(こうげん)病の治療をしている。昨年12月のこの患者の外来は965人。入院は14人。病院側は、他の医療機関を紹介するとしているが、患者や家族らは戸惑いと不安を隠せない。
内科受付で処方箋(しょほうせん)が出るのを待っていた市内の女性(71)は、30代の長女が膠原病だという。「娘はショックだったらしく、内科の診療停止を聞いて『大変だー』と大きな声を上げていた。車いすで生活している娘を、どこで診てもらうのか。旭川までは行けない」と話した。
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社会のインフラである医療をなくなるということがどのような結果をもたらすか、北見市の人々は真剣に考えていることでしょう。
従来より、「医療のコストを低く抑えること」と「医療機関へのアクセスをよくすること」と「良質の医療」は同時に成立し得ないということが世界の共通認識であります。
ところが日本では奇跡的にこれら3つの条件が成立していたことが2000年のWHO(世界保健機関)の評価で日本の医療が世界第一位に輝いたという歴史的事実からわかります。
では、なぜこのような奇跡が日本で達成されていたのでしょうか?
私の経験では、従来より日本の医師たちが「俺は(私は)患者の命を助けることのできる医師なんだ」という誇りと医師たちにむけられる社会からの感謝と尊敬によって、どんなに厳しい労働環境でも医療を成立させてきたことが、日本の医療を世界一に押し上げた原動力であったことは一点の曇りもなく明らかです。
ところが、それを政府が診療報酬削減で、マスコミが真実とは異なる医師バッシングで、司法が実状を無視したトンデモ判決で、検察警察がトンデモ捜査で、そして一部の患者が無理難題を押し付け、破壊しているのです。
北見赤十字病院におこったことは全国の基幹病院で今後どんどん起こってくることは間違いありません。
なぜなら、病院をつぶすことが医療費抑制政策をとりつづける日本政府の方針であるからです。
しかし、楽観的な見方をすれば、この政策にもかなりの限界がきています。今後、病院がどんどんつぶれて行けば、多くの国民が真実に気づき、政府の責任を追及する世論が高まるでしょう。おそらく2−3年後、早ければ来年には医療費抑制政策は撤回されると予測します。
しかしながら、医療費抑制政策を撤回すれば医療は元に戻るのでしょうか?
私は、たとえ医療費を2倍に増やし、医師の給与を2倍に増やしたとしても日本の医療が元に戻ることは非常に難しいと考えています。
なぜなら、従来、日本の医師は一種の自己に対する洗脳を行っていたため、奇跡的に上記3つの条件を揃える世界一の医療を提供することができていたのです。
もちろん、自己に対する洗脳とは、「俺は(私は)患者の命を助けることのできる医師なんだ」という誇りにより、「医師は労働条件や給与に関して口にするべきではない」という考えのことをさします。
ところが、近年の政府、マスコミ、司法などによる医療破壊により、この洗脳状態が解けてしまったのです。
したがって、医師は二度と洗脳状態に戻ることはないでしょう。
一人前の医師を育てるのには医学部卒業後、10年以上かかります。
残念ながら、昨今の医療崩壊ぶりを知る限り、日本の医療の再生を医療費の増額で行うことはできません。すでに多くの医師は洗脳状態からぬけだしています。
すでに手遅れです。
現に英国では日本と同じ医療崩壊が政府の医療費抑制政策によっておこってしまい、手術待ちが半年から一年なんてこともざらという状態になりました。そこで、ブレア政権が医療費を1.5倍に増やしましたが、それまでに散々折られた医師のこころがもどってこないため。医療の再生が非常に難しくなっているのは有名な話です。
とはいっても、医療の再生に向けての努力はすべきです。
医療費を大幅に増額し、現在まだ一線で頑張っておられる中堅の医師の労働条件を早急に改善するべきです。それとともに国民の意識を180度変えなくてはなりません。
医療は決してサービス業ではありません。医療は社会のインフラであり、国民全体で守り育てていくものであるということを一人一人が自覚することからすべてが始まるのではないでしょうか。
http://ameblo.jp/showatti/entry-10069064771.html
「大和ごころ。ときどきその他」
http://ameblo.jp/shionos/
911事件の際に活躍した警官や消防士を襲う癌の不思議(天夜叉日記)
http://www.asyura2.com/08/wara0/msg/200.html
KAL007便の生存者:その証拠と彼らの行方
http://www.asyura2.com/07/war99/msg/460.html
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シベリアで強制収容所にいるかもしれないKAL007便の乗員・乗客を無事に
家に帰らせたいのです。そして、今、ニューヨークで一番危ないのです。明日爆
発するかもしれないのです。彼らを救う為にも、国民皆さんが意識向上してもら
いたいので是非、「この投稿に拍手」をよろしくお願い致します。m(__)m