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(回答先: 技工士の需要が縮小したため? 歯科診療にかかれない人たちの処遇も問題。 投稿者 memento mori 日時 2008 年 1 月 25 日 17:35:49)
初めてレスがありました。 有り難う御座います。
歯科技工士の現状
http://dentaltoday.blog122.fc2.com/blog-category-4.html#entry41
のなかで、「現在歯科技工士は忙しく寝る時間も惜しんで義歯の数はこなすが利益に繋がらないのはなぜでしょう.」と書いてあります。実際、朝6時から夜12時すぎまで働いておられる技工士さんを知っています。仕事がないわけではありません。下のURLを見ていただければ分りますが、保健のクラウン(カブセ)を作るときの技工料はカブセに使う金属を別にして、石膏、埋没材、電気炉の電気代等を全て含めて2000円から3000円です。
こういったオーダーメードの手工業品に対する評価額が20年間変わっていないというより下がってきたということです。実際は材料費、電気代、人件費が上がっているにもかかわらずです。問題は大量工業生産品である薬の薬価と、一品限りの手工業品の価格を同じように扱い、始めの価格から下げる事しか行わなかったためです。それがとっくに限界を通り越したということです。大量工業生産品はプラズマテレビのように売れれば価格がどんどん下げれます。手工業品はそうなりません。歯科治療が扱うのはそういった手工業品がほとんどです。増加する老人医療の主役である、入れ歯に関しては20年以上も前から、不採算部門とされています。歯の根っこの治療(根管治療)は歯医者の良心とさえ謂われてきた部門です。こういった歯科治療本体分野の保健点数が不当に削られているのです。
その結果が、朝6時から夜12時まで働いて保健の仕事は利益がない答えです。結局は不確実な自費治療の収益に生活を託すことになります。
技工士の仕事内容は、以下のURLで見ることが出来ます。一度除いてみて下さい。どれほど大変かが分ると思います。
クラウン(全部鋳造冠)の歯科技工操作
http://www.minnanoshika.net/wiki/index.php?%A5%AF%A5%E9%A5%A6%A5%F3%A1%CA%C1%B4%C9%F4%C3%F2%C2%A4%B4%A7%A1%CB%A4%CE%BB%F5%B2%CA%B5%BB%B9%A9%C1%E0%BA%EE
総義歯(総入れ歯)の歯科技工操作
http://www.minnanoshika.net/wiki/index.php?%C1%ED%B5%C1%BB%F5%A1%CA%C1%ED%C6%FE%A4%EC%BB%F5%A1%CB%A4%CE%BB%F5%B2%CA%B5%BB%B9%A9%C1%E0%BA%EE
また、技工士の所得は次のURLが参考になると思います。お医者さん並に働いても4割しか収入がありません。資格の取得が容易とありますが、不人気で定員割れを起こしているだけだと思います。とにかく器用でないと勤まりません。
資格別年収ランキング
http://nensyu-labo.com/2nd_sikaku_nensyu.htm
資格ごとの平均年収と取得難易度(※)を相関図
http://nensyu-labo.com/2nd_sikaku.htm