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http://www.cabrain.net/news/article/newsId/14120.html
より引用はじめ
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「白衣の天使」へ男子が増加傾向
看護職員の学校養成所に占める男子の入学比率が高まっている。2006(平成18)年に入学した学生の男子比率を見ると、看護師養成の3年課程の場合、大学が10.2%、養成所が11.0%、短大が6.7%。1997(平成9)年と比較すると、いずれも5ポイント前後増加している。准看護師養成の高等学校衛生看護科・養成所では20.9%(06年)にも達しており、日本医師会(日医)は「看護職員の男子へのさらなる窓口の開放が必要」としている。
日医の医療関係者対策委員会が今年1月に発表した報告書「看護職員の不足・偏在とその対策について」で明らかになった。
報告書によると、97年から06年にかけて看護師学校養成所に入学した学生の男子比率は、3年課程の場合、大学が4.1%から10.2%と6.1ポイント増、養成所が3.6%から11.0%と7.4ポイント増、短大は2.2%から6.7%と4.5ポイント増で、いずれも増加している。
また、2年課程の場合も、短大が1.7%から6.6%と4.9ポイント増となったほか、高等学校看護専攻科・養成所は8.6%から15.2%と6.6ポイント増加していた。さらに、高等学校衛生看護科・准看護師学校養成所の場合、10.3%から20.9%と倍増しており、男子学生の入学比率が極めて高くなっていることが分かった。01年に始まった5年一貫教育も同年の3.5%が05年には5.7%に増えていた。
こうした動向は、男性看護師の増加につながっている。06年12月末時点の看護師の就業者数は全国で81万1,972人(平成18年保健・衛生行政業務報告)と、初めて80万人を突破。前回(04年)調査に比べ、全体で5万1,751人(6.8%)増える中、男性は6,434人多くなり、増減率にすると20.4%もの大幅な増加となっている。
男性看護師が増えている要因について、日本看護協会は「看護師が専門職として認知されたことと、大学に看護学部が相次いで開設されたことに伴い、男性にとって学びやすい環境が整ったからではないか」と話している。
報告書を受けて日医は「(明らかになった)数字を見る限り、男子学生の看護職員に対する意欲はかなり高い」と指摘したうえで、「窓口をさらに開放し、男性が看護職員を目指しやすくする環境を整備することで、看護職員の充足対策とすべき」としている。
報告書では、看護職員確保のための具体策として、男子看護職員志望者の採用促進に加え、通信教育制度の充実や看護職員復職希望者へのプログラムの設置、准看護師養成の充実等を強調。准看護師養成に関して、日医は「一度社会に出た人々が新たな挑戦を行う機会を与える場となっている。限られた人的資源の中で、社会経験を有し看護職に意欲をもって望む人々に門戸を開くことは社会的な意義も深い。准看護師は地元定着率が高いとも言われ、地域偏在を防ぐことにもなる」と指摘している。
更新:2008/01/22 キャリアブレイン
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引用終わり