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-----勤務医 開業つれづれ日記 から転載-------------------------------
http://ameblo.jp/med/entry-10066357729.html
2008-01-18 08:00:00
■「大阪府の救急搬送、拒否5回以上3700件超」 メタボ健診は無料実施 大阪(笑)
メタボ健診は無料の方針
という大阪(1)。
救急搬送拒否は一杯あるようです。
国の進めるメタボの方針は
全くおかしなもので、
「救急体制にお金はかけません。
でも、メタボ健診は最重要でお金をかけろ。
メタボでおなか周りを測定しないと
ガッツリ、医療費の支払を減らします」
…
これってどうよ…?
こんなことしている
国の医療政策って
おかしいと思いませんか?
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大阪府の救急搬送、拒否5回以上3700件超
2008年1月16日 読売新聞
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20080116p302.htm
救急病院の患者受け入れ拒否が問題になっている大阪府内で、病院が消防機関からの要請を5回以上断ったケースは、昨年1年間に少なくとも3700件にのぼることが読売新聞の調査でわかった。救急搬送の約50件に1件の割合で、最も多い東大阪市消防局は1200件を超えていた。府と府医師会は18日に緊急会議を開き、府内で常態化しつつある受け入れ拒否について検証を始める。
府内に34ある消防機関に聞き取りした。昨年の統計がない大阪市や堺市などを除く23の消防機関で、昨年の総出動件数19万5785件のうち、受け入れを5回以上断られたケースは3761件(2%)だった。
東大阪市は1235件(昨年11月末現在)で出動件数の5%。次いで吹田市消防本部の499件、茨木市消防本部の369件。10回以上の拒否は東大阪市で212件あり、10回以上のデータしか集計していない富田林市消防本部は123件だった。大阪市は2006年のデータだけをまとめており、20回以上要請したケースが104件あった。
大半の消防機関は「満床を理由に断られることが多い」としており、泉佐野市消防本部は「消化器系など専門医が不在という理由も増えている」と説明。東大阪市消防局は「タクシー代わりに何度も救急車を呼ぶような住民の受け入れを拒まれるケースもある」として、モラルの低下を指摘する。
府医療対策課は「認定基準を緩和し、救急病院の数を増やす方法もあるが、医療の質の維持が問題。府医師会とも連携を図り、対策を考えたい」としている。
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>認定基準を緩和し、救急病院の数を増やす方法もある
そうすると、
朝日新聞さんが
「救急病院、看板倒れ」
ってまた書くんです(2)。
どんどん、
救急病院が減っているというのにね(3)。
救急医療は採算もあわないし、
メタボでおなか測って、
「やせないとダメですよ」
という保健師さんの仕事を増やす方が、
救急より重要な
国の医療方針である、
ということらしいですから。
何と言っても健康関連メーカーが
泣いて喜ぶ”メタボブーム”。
救急で何人「たらい回し」にされても
責任を医師においかぶせればいいだけで、
世界中のどこでもやっていない
”国による国民の『腹囲』管理”
を徹底させることの方が重要らしいです。
日本では。
ほかに重要なこと
山ほどあると思いますけどね…。
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(1)
■他にすることありませんか? 「メタボ対策、健診を無料に 大阪市」
http://ameblo.jp/med/entry-10066277811.html
(2)
■こんな書き方したら救急病院は無くなる 「病院の半数「救急の看板倒れ」 30病院の受け入れ拒否」
http://ameblo.jp/med/entry-10063168258.html
(3)
■「救急」看板上げても下ろしてもダメ? 「中核救急病院、2年で174カ所減 搬送遅れの要因に」
http://ameblo.jp/med/entry-10065896164.html
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