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http://www.47news.jp/CN/200712/CN2007122701000410.html
慢性期の高齢患者らが長期入院する療養病床を2012年度末までに約6割削減する目標を立てていた国の計画に対し、これまでに削減案を示した21都道府県の削減率は平均34%にとどまり、当初目標を大きく下回っていることが27日、共同通信社のまとめで分かった。
療養病床を抱える医療機関が介護施設への転換に消極的なのが要因とみられる。現状のままでは、国の目標達成は困難で、今後削減計画を見直すことになりそうだ。
厚生労働省は各都道府県に対し、今年末までに、11年度末までの療養病床削減計画を盛り込んだ「地域ケア体制整備構想」策定を求めているが、他の26府県は検討中で、多くは年明けになる見通し。
構想素案などによると、削減計画案を示した21都道府県合計の療養病床数は、07年度で約20万6000床。これが11年度末には約7万1000床減って約13万5000床となる見込みだ。
2007/12/27 18:07
もっと知りたい ニュースの「言葉」
療養病床(2007年12月27日)慢性の病気を抱え長期療養が必要な患者のための病床。高齢者の入院が多く、医療保険が適用される医療型が約23万床、介護保険適用の介護型が約12万床ある。厚生労働省は2011年度末までに介護型を全廃、12年度末までに医療型を15万床程度に減らす目標を立てている。コストがより低い介護老人保健(老健)施設などへの転換を進め、社会保障費の抑制につなげるのが狙い。転換支援策として、療養病床のある病棟を老健施設に活用できるようにし、改修費用などを助成する。