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今回0.38%も(大笑)上げていただけることになった診療報酬本体部分って、ほとんど医師の技術料なんですが、大昔から日本の医師の技術料は激安でした。特に外科系。手術の点数とか笑っちゃうぐらい低い。現場医師の政治力じゃなんともならないから今日まで放置されてますが、崩壊の大きな引き金の一つになっているんです。何とかしてやってくださいな、有権者の皆様。
----健康、病気なし、医者いらず から転載--------------------------------------
http://kenkoubyoukinashi.blog36.fc2.com/blog-date-20071223.html
日米医療報酬比較
残念ながら、来年度の診療報酬は結局、
診療報酬全体では0.82%下がりました。
それは、『診療報酬引き下げへ』の記事に
書いた通りなんですが。
http://kenkoubyoukinashi.blog36.fc2.com/blog-entry-272.html
以前から言っているように、日本の医療費は激安です。
先進国中最下位です。
医療費(診療報酬)の中でも、医師の技術料は、
お話しにならないくらい安いです。
具体的にどのくらい、安いのか、ってことを、
アメリカの診療報酬と比べてみてみましょうか。
アメリカの診療報酬の値段は、
アメリカで開業医を営む、DAICHAN先生のブログ
「アメリカ開業医の独り言」の中の
『激安な日本医療報酬と自殺問題』から。
http://blog.m3.com/AKH/20071112/1
日本の診療報酬は、
診療点数早見表、2006年4月版からです。
日米診療報酬比較
○初診料
<アメリカの診療報酬>
家庭医の場合: 1万2千円
専門医の場合: 3万円から5万円以上
(日本の診療報酬)
研修医でも専門医でも 2700円
○再診料
<アメリカの診療報酬>
8千500円
(日本の診療報酬)
200床未満の病院 570円
200床以上の病院 700円
診療所 710円
○抗生物質筋肉注射
<アメリカの診療報酬>
5千500円(薬剤費込み)
(日本の診療報酬)
筋肉注射の処置代 180円
薬剤費(ペニシリンカルシウム 20万単位) 1660円
○気管支拡張吸入
<アメリカの診療報酬>
4千800円
(日本の診療報酬)
120円
入院患者は0円
薬剤費(メプチン 0.3cc) 10円
○血液採取と準備費
<アメリカの診療報酬>
3000円
(日本の診療報酬)
110円
○心電図
<アメリカの診療報酬>
1万3000円
(日本の診療報酬)
1500円
○短いギブス
<アメリカの診療報酬>
4万円
(日本の診療報酬)
手、指、足(片側) 4900円
○長いギブス
<アメリカの診療報酬>
7万円
(日本の診療報酬)
上肢(手)、下肢(足)(片側) 12000円
○小さいオデキの切開
<アメリカの診療報酬>
3万円
(日本の診療報酬)
10センチ未満 4700円
○大きいオデキの切開
<アメリカの診療報酬>
6万円
(日本の診療報酬)
10−20センチ 8200円
○小さい傷の縫合
<アメリカの診療報酬>
2万円
(日本の診療報酬)
4700円
○大きい傷の縫合
<アメリカの診療報酬>
3万円から6万円
(日本の診療報酬)
8500円
○火傷の治療
<アメリカの診療報酬>
1万円
(日本の診療報酬)
100Cm2未満 1350円
100〜500cm2未満 1470円
DDAICHAN先生のブログを元に、同じ様な内容を
「診療点数早見表、2006年4月版」を読んで書いたので。
弱冠違うところがあるかもしれませんけど。
全く同じとは限りませんけど、ほとんど同じ内容で、
これだけ値段に差があるんですよ。
技術料は、医師の技術料だけでなく、
看護師とか技師への技術料も不当に安いですよね。
これ見る限り、平均で10倍くらいでしょうか。
5〜50倍くらいの差があるように思えます。
これはあくまで、「診療報酬」の値段ですからね。
例えば、200床未満の病院の再診料は570円ですけど。
患者が病院で払うお金は、これの3割とか1割とかだから。
実際に病院の窓口で払うお金は、3割負担なら、171円。
1割負担なら、57円って事です。
心電図も、3割負担なら、450円です。
めちゃくちゃ安くないですか、これ。
アメリカの医者と比べて、1/10しか仕事してない
わけじゃないんですよ、日本の医者って。
仕事量だけでいったら、絶対に日本の医者の方が多いし。
技術に関しても、日本の医者がアメリカに劣る、
って事はないですよ。
100歩譲っても、最先端の医師同士だったら、
アメリカの方が進んでいる場合もあるけど。
1/10って事はないですよ、絶対に。
診療報酬の本体部分が0.38%上がった。
って喜んでいる場合じゃないんですよ。
10倍にしろ、とまでは言いませんけど。
適正な価格にする必要はあるはずですよ。
日本の医療機器は、アメリカの3倍位なんですから。
どう考えても、バランスがおかしいのですけどねー。
どうにかして欲しいです。
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