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「手放しで喜べない」 原告、評価の一方「不安」
2007.12.23 13:11
薬害肝炎訴訟で、福田首相が23日、薬害患者の一律救済に向けた議員立法を指示したことに、原告は評価しつつも慎重にニュースを見守った。
薬害肝炎訴訟全国原告団代表の山口美智子さん(51)は「詳細が分からない。これまで何度も喜んでは落胆してきたので、首相の一律救済という言葉を聞いても半信半疑」と話す。「20日も国は事実上の全員救済と説明していた。今回はそれとは意味が違うと思うが、はっきり内容を聞かないと安心できない。どこまで私たちの求めていることと一致しているか分からず、現時点では喜び半分不安が半分」
東京訴訟の原告、浅倉美津子さん(57)は「やっと主張を認めてもらえたという気持ちと、これまで何度も裏切られてきたので、不安な面も残る。手放しでは喜べない。弁護団の分析を待ちたい」と話した。
名古屋訴訟の原告は「弁護団から連絡があり、『正午のニュースを見て下さい。家で待機していてほしい』と言われた」と述べた。