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>【【医療破壊】 福島オワタ 訴えられない内に、当直勤務のない病院に逃げ出そうと、本気で考えています。 どっちだ】
http://www.asyura2.com/07/senkyo45/msg/244.html
と言う記事が阿修羅に投稿された。
>【 救急隊は、こちらの状況におかまいなく患者を送るようになりました。
> 今、心肺停止の患者の治療中でみられません。といっても、ことわらない約束です、と
> もう、玄関まで救急車がきています。】
見ているだけなら、笑い話のような話だが、当事者にすれば「笑い事では済まない」話だろう。
このような状況下だと、「今治療中の患者」にとっても「運び込まれた救急患者」にとっても、そして「医師」にとっても「地雷を踏んだ」というような不幸になるのだろう。
しばらく前から「医療崩壊」は問題になっていて、特に救急医療については「患者がたらい回しにされる」というマスコミの報道もされている。
しかし
現場の状況を改善しようとしないで「無理に受け入れさせて」も不幸が上積みされるだけではないだろうか?
同様な話は「郵便局の管理者」からも聞いている。
郵便局も相当数は「局長1名、社員1名」の2名局らしい、あとアルバイトさんが1名いるが常時勤務するほどの賃金は配備されていないらしい。おおむね週3日程度で、基本的には「休暇・出張時に対応するための配置」らしい。
つまり、基本的には常時勤務しているのは2名であり、勤務時間は8:50〜17:35分が基本で若干、違う局もあるが、開始を8:30か8:45分にする程度の差らしい
ご存じかと思うが、郵便局(集配をしていない)の窓口時間は9:00〜17:00(貯金は16:00)であり、ATMは17:30が基本の状況であるから、管理者としての局長でも、勤務時間内は「窓口という現場に掛かりっきり」であり、空いているのは、開始前10分、窓口終了後も35分しかない。(8:50分勤務開始の場合)
もちろん、こんなものでは「管理者の仕事など出来ないので、常時2〜4時間の時間外労働が恒常的に行われている」らしいのだが、それでも「全く間に合わない」ので「土日祝日なども仕事をしている」状況下も多いらしい。
その状況下において「郵便局会社(窓口の会社)」は20000人の定員削減を行い、損保の取り扱いも開始するらしい。
更に、その上で「全ての損益責任は局長に生じ、不祥事・事務上の事故・ミス・苦情対応も局長の責任」になり、ミス一つで「減給対象」であり、損益は「ボーナス査定に容赦なく跳ね返る」という事のようである。
これ、地雷原のまっただ中を「歩いているようなもの」というのが、その管理者の意見であり、「可能ならすぐにでも辞めたい」というのが実感らしい。
全てのリスクと面倒を現場に押しつけるという日本の官僚機構の体質が「医療現場」をはじめとした「公務員企業に噴き出し始めている」
「教育制度の問題」も、この点が大きく関係しているし、「社保庁問題」も同様だろう。
「公務員制度改革」ではなく、「官僚機構改革」こそが問題であり、それは「政治改革」ということなのだろう。
「現場を知らない者」が「政治をやっている限り」は「根本的な解決はない」のである。
所詮は「利用者の利便」に配意するか「現場の職員の人権」に配意するかの綱引きにしかならず「官僚機構は雲の上から眺めているだけ」なのだろう。
市民(利用者)・労働者(現場の職員)の方に「主権」を取り戻す(主権在民)ようにしないと日本という社会は崩壊するのだろうと思う。