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(回答先: ご賛同いただき感謝します。プラス、若干の質問です。 投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2007 年 12 月 04 日 20:37:51)
ご丁寧な意見ありがとうござ居ます。金利の引き上げについていろいろな意見があるのは知っております。私もこの理論を書くまでは低金利派でした。多分ほぼあなたと同じ意見だったと思います。資金を増やした方がよいが金利は低い方がよいと。
しかしデフレにおいてはやはり金利を引き上げもう少し預金金利を引き上げた方がよいというのが私の理論的結論です。
今主流のケインズ経済学から見るとこの不景気に金利を上げよと言うのは暴論だと言うことはよく知っております。しかしケインズ経済学がデフレに通用しないのは、貯蓄がないことによっています。低金利にしあるいは過剰融資をして企業の生産に刺激を与えても、そして増産しても国内の消費は増えません。貯蓄がないからです。さらにどんどん増産していくと、国内で売れないため、価格を下げて自らの付加価値を下げざる負えません。これが自らの利益を縮小せしめ、拡大再生産に必要な余剰を与えません。これはデフレ循環です。
その解消のためには、企業は先ず生産量を競うより、価格を上げて売上額を伸ばす方向に進むべきなのです。高金利は、企業の刺激をやめ、預金金利の上昇から消費を増やす方向に向かう方がよい。この部分はいろいろなご意見があると思います。高金利はこの理由から推奨しています。
さらに今企業の倒産は不況型の売り上げ不振が主流です。バブル崩壊後は借金過多の企業の救済の意味が強かったですが、今はそのような会社は全部淘汰されました。今残っているのは借金の比較的少なかった会社です。彼らがほしいのは売り上げです。融資ではありません。高金利は消費者の購買意欲を高めるという意味で推奨しています。
さて本題の高齢者の優遇問題ですが、どちらか判断しかねます。
20年ほど前は、1億あれば年3%の金利で300万円あり暮らせました。今は25万円位でしょうか、彼らは働いていないので所得がありません。多分不安から支出が少なくなっているのだと思います。
うちの親父などは、せめてもう少し利息がほしい。とよく言っています。私は年寄りには太陽政策が良いのではないかと思います。彼らは自分の寿命もよく考えています。心配がなくなればもっともよく出費する層でもあると思います。それ故整合性からもデフレにおいては高金利の方が良い、と言うのが結論です。
いずれにしろバブル崩壊後ずっと低金利を続けてきました。しかし何も良いことはなかったですよ。これからも低金利では同じ状態から脱出できないと思います。