★阿修羅♪ > 雑談専用27 > 163.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 一番大事なのは労働者です。 投稿者 ワヤクチャ 日時 2007 年 11 月 17 日 22:46:47)
横レス失礼します。
ニートという言葉は、日本では就職超氷河期の時代に出た言葉です。フランス等の欧米では長期不況・大量失業時代が日本より一歩早く始まっていたが故に、ニート問題も日本より一足早く起きた訳です。
義務教育だけでは現在では生きていく事が出来ず、どうしても16歳以後も万人が何らかの形で資格取得や進学が出来るよう貧困層に教育支援をする必要があると思います。資格取得に200万かけたり、発がん性物質の石綿取り扱いの資格を取って、結局その後ニートの状態で何年も地元でぶらぶらと過ごさざるを得なくなった人もいます。地元志向だと職がない・・。そしてアルバイトすら受からず、稼ぎ頭であるはずの息子の収入をアテには出来なくなってしまった家族がある。子供に進学を断念させて、苦悩する親がいる。そういうケースが我々が10代20代だった頃より増えた。
戦後においても、日本は資本主義の恐慌サイクルから抜け出した訳ではなかったのです。今のニート世代以後の世代は、我々の世代はおろか我々の親の世代と比べても小学校の頃から危険に晒され、奇怪な死に方をする傾向が高いように思います。
私は大学頃までは後の世代ほど幸せになると考えていましたが、後の世代の方が悪い状況になる場合もある事は戦時中の若者を考えても言えると思います。同じ戦前でも昭和の学生の方が明治・大正期の若者より、かえって抑圧されている感じがします。
とにかく、生活保護と言って金だけ渡すのではなく、貧困層の就職・キャリア・技術・適性や健康などの相談に乗り、本当に生活支援をするようでなければなりません。もちろん、毎年餓死者を出すような行政は論外です。