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どうも阿修羅には投稿されていないようだが
フランスのNPOが「子供を誘拐した事件」が話題になってきている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071102-00000020-mai-int
とか
http://blogs.yahoo.co.jp/tctbx135/25679984.html
あたりで事件のあらましを把握してほしい。
一般的にはNPOというのは善意のボランティア団体と思われている。
しかし、全ての集団・団体には「組織の存続」という命題が課せられる事になる。
そんな中で「NPOですら誘拐に手を染めるのか?」という気もする。
多分であるが、NPOにも言い分はあるだろう。
基本的には「親のいない難民の子供の保護」というのがNPOの言い分であるが、どうも、親にお金を支払っての「人身売買」の確信犯的な懸案もあるようである。
名目とは別に「親がいるのが分かっていても、子供をヨーロッパに連れて行こうとした」のであれば、これは「立派な誘拐事件」であろう。
事件の背景および詳細には不明な点も多いが、Kが想像するに「一種のノルマみたいなものが課せられ」「身寄りのない子供の数をでっち上げようとした」のだろうか?とも思うが、そうでなければ、背後に人身売買の組織でも暗躍しているとしか思えない。
いずれにしても、集団の都合と思惑が、現場の暴走を生んだという気がする。
善意のボランティア組織との認識が形成されているNPOですら、このありさまというのが、集団というものの「怖さ」を物語っている。
思えば「大義名分」という名目でどれほどの個人が不利益を被ってきたのか?
「国益」が大切でないとは言えないが、個人の人権をないがしろにするのなら、それは「国益」ではなく、誰かの主観的な自己満足、もしくは「特定の人の利益」になるのだろう。
本当の国益は「国民の一人一人の幸福の積み重ね」の集大成のはずである。
一定層の国民を切り捨て、あるいは犠牲にしての国益などと言うものは本当の国益ではないのだろう。
国民は「権力者」を満足させるために国民であるわけではない。