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(回答先: 外国人労働者自身が自発的に来なくなるという事です。 投稿者 ワヤクチャ 日時 2007 年 10 月 07 日 14:36:27)
ワヤクチャさん、こんにちは、横レスにて失礼します。
最大多数の最大幸福さんとの間で交わされている、勿論私との間のものを含めてここ一聯の遣り取りから感じたことを少し述べたいと思います。
先ずは、最大多数の最大幸福さんや最大多数の最大幸福さんがとり上げられた赤木智弘氏の言説から両氏がほぼ共通している何等かの被害者意識を抱懐していることが看取できると思っています。おそらく、それは両氏が新たな人生をスタートさせようとしていた時期に人並み(正社員登用)の機会を与えられなかったことに起因しているのではないでしょうか。そして今も尚それを引き摺ってしまっている、またそうした状態を甘受せざるを得ないことから発している苛立ちがとりわけ最大多数の最大幸福さんを衝き動かしているように想えてならないのです。
私が就職活動に入って行った時代は所謂第一次オイルショックの直後でもあり、確かに全体的には求人数は激減しました。けれども、分野によってはその余波は余り及んでおらず、業種や職種に拘らなければまだまだ門戸は広かったのですが、一方では企業による内定解消が顕著になっていたことも事実です。
しかながら、時代が二周りする中で、雇用形態の変化も伴い派遣労働のような身分が不安定な雇用を強いられるクラスターが現出するに到っては、その只中に置かれた人達の心境は如何ばかりか、推し量ることは困難ではないにしても、応答する術に窮することには気がつかされます。
そもそもプロパー枠の中においての選択の自由であったこと自体が、その人達から見れば非常に贅沢な境遇だということになるのでしょう。そうであれば、本来唱道すべきことは、最低賃金闘争や外国人雇用抑制闘争ではなく、正規(社員)雇用闘争が本筋ではないかと想うのですが、ややもすると前者の二件は政府の労働政策にたいする不満のガス抜き等、行政の無策を糊塗しようとするために利用されてしまいそうな気がしてなりません。最大多数の最大幸福さん達はそのことを十分認識されているのでしょうかね。後者を基本軸にするのでなければ問題の本質を捉えられないでしょうし、彼等が望むような解決には至らないのではないかと推察しているのですが、このことを論じるのには彼等は余りにも体験も思考実験も不足していると感じています。
それはともかく、こちらはこちらで、困難が伴うのは仕方が無いこととしても、正規雇用の拡大化のためにはどんなことが考えられるのか、模索してまいりましょう。
また、会いましょう。