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(回答先: 資本に国籍はありません。 投稿者 ワヤクチャ 日時 2007 年 10 月 07 日 15:56:47)
ワヤクチャさん どうもです。
>【儲けられる場所ならどこへでも出かけていくのが資本です。資本家の意識の中に国に対する帰属意識などないでしょう。】
企業の海外進出と「生産拠点の海外進出」を混同するのは誤りですよ。
まあ、企業は儲ける手段のためならどこにでも出かけるでしょうが、国への帰属意識はあるだろうと思います。
韓国から中国、そしてインドというコースで生産拠点を移していますが、これは基本的に「日本(だけではないが)で売る商品の価格を抑えるため」です。
生産コスト(=労働賃金)が上がってしまった場所からは撤収しているのです。
>【労働者人民にだけ国家に対する忠誠を誓わせるのが資本家のやり方です。】
違いますね。企業に忠誠心を求めるのが企業論理です。資本家は「国家」を利用しますが、従業員に「国家への忠誠心」を求めているわけではありません。
GDPなどという概念を利用して「企業の利益」の向上を考えているだけでしょう。
>【「日本資本の海外流出禁止法案」を国会に提出して可決すると思いますか?笑われるダケです。】
既存の政党の枠組みではそうかもしれません。
しかし、真に労働者の地位向上を目指す「労働者党」というようなものがあれば「可決させる努力はする」だろうと思いますよ。
生産拠点が日本に存在すれば「その部分は労働者の働き場所」になるのですから、労働者の立場では「笑う理由はない」だろうと思います。
ただし、消費者の立場だと「安い事こそ最大のサービス」という部分もありますから、生産拠点がどこであっても「安ければ良い」という意見もあるでしょう。
>【仮に可決しても多国籍企業に金を回したら同じですから。意味ないです。】
どうでしょう?
いずれ、国家間の賃金格差を利用した生産拠点の人件費に依存する安売り競争は飽和状態になるでしょう。
その時には「人件費に依存しない価格競争に先に目を向けていた企業」の時代となる気がします。
技術開発と工夫が「進んでいる」からです。
そもそも、資本家との闘争を訴える人が「日本企業も資本家の陣取り合戦に参加すべし」というのはどうなのでしょう?
>【外国人労働者だけ締め出すのですか?】
適正な競争を考えるべきと主張しています。国籍による「その国の収入として換算して関税を上乗せした最低賃金を設定しろ」というのは、ハンデにはなるでしょうが、排除論ではないと思っています。
>【資本に甘く労働者に対してキツイだけですやん。】
関税の上乗せ分を支払うの(負担するの)は「企業(資本)」です。労働者にキツイとは思いませんね。
>【最低賃金の引き上げと物価上昇抑制しかないでしょ。解決策は。】
どうでも良いですが、この2つの命題は両立が難しいでしょう。
安価を実現するために「海外に生産拠点を移す」という人件費抑制を是認しながら、最低賃金をUPしろというのは明白な矛盾でしょう。
更に「人件費を上げて、物価を抑制する」のも自己矛盾しています。