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発想の転換が求められています。 ワヤクチャさんへのレス
http://www.asyura2.com/07/idletalk26/msg/103.html
投稿者 考察者K 日時 2007 年 9 月 18 日 07:04:37: ogL6DvMQYFtkg
 

ワヤクチャさん どうもです。

>【過労死をどうやって防止するのかという問題に焦点を絞るべきなのでしょう。】
と言うことですが、Kの案はその点を出発点にしてたどり着いた案です。

>【やはり労働相談の窓口をネット上で作る必要があるのでしょうね。はなはだしい労働基準法違反については労働基準監督所に訴えるという行動がもっと起こってこなければならないのでしょう。】

これでは「発想が逆なのです。」
今現在、様々な門戸は開かれているのです。
しかし、ほとんど利用されぬままに「過労死・過労自殺が起きている」のです。

インターネットの利用法を知らないのか?覚える暇がないのか?知っていても利用しようとしないのか?は難しいところで、一概に断定は出来ませんが、今現在、それなりの救済策は存在しているのに「救い切れていない」のは事実です。

インターネットに限らず「悩みを相談できる」と言う人の比率も分かりませんが、仮にワヤクチャさんが誰かに相談された場合の事を考えてみましょう。

多分ですが「低賃金で労働条件が劣悪と判断すれば」辞めるというアドバイスをするのでしょうが、そうでない限りは「辞めるというアドバイスはしない」のではないかと思います。
この時点で「労働者の負け犬根性がうかがえます。」
過労死に一歩近づいたと言うことでしょう。
不払い残業が明白であれば「労働基準監督署に訴えては?」というアドバイスも可能でしょうが、明白でないとか、本人が「サービス残業になるのは自分の能力が低いから」とか思っていたら、法的手段に訴えるという選択肢は消え去るでしょう。
そうでなくとも「労働基準監督署」に訴えるという行為自体が「辞めるという選択肢を選んだ上のオプション」とも言える選択なのでしょう。

実際問題として「裁判闘争」になる可能性が高い選択肢を決断するには「並大抵ではない勇気と決断を必要」とします。
相手は「企業」ですから、個人レベルでは公判の維持も困難です。
「白い巨塔」というドラマを知っているでしょうか?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E3%81%84%E5%B7%A8%E5%A1%94_(%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E_2003%E5%B9%B4)
このドラマでは、庶民が病院と裁判を行って「勝利」しますが、ほとんど綱渡りの末の奇跡のような勝利です。このドラマを見ただけで「一般的には絶対に負ける」と言うことが分かると思います。

「企業」と「労働者個人」は端から公平ではないのです。

「終身雇用」という制度の維持を「とっくの昔に企業側は放棄しました」
それにも関わらず「労働者側は未だに幻想を抱いている」と言えるでしょう。
この部分を是正し「企業側が終身雇用を放棄するのなら、労働者側もそれに対応するように発想の転換をする必要」があります。

いずれにしても「労働者の地位向上」が急務なのでしょう。
「辞める」という選択肢が「いつでも選択できる状況」こそ大切なのです。
しかし「無理に辞めろ」と言うことではありません。
ホワイト企業(=労働者の人権を考えてくれる企業)を増やすのが目的でもあります。

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