★阿修羅♪ > 雑談専用25 > 482.html ★阿修羅♪ |
(回答先: 私は有権者のありのままを見ようとしているのです。 投稿者 ワヤクチャ 日時 2007 年 8 月 10 日 23:50:51)
共産党の活躍の場をつくることなど、本質的な目的からは完全にそれています。
それに、二大政党が定着して、共産党、社民党は意見を言う場も与えてもらえなくなるでしょう。
そうなったら、活躍は愚か、消滅です。
>有権者の意識に深く関わる事なしに我々の勝利はありません。
有権者の意識に深くかかわるということは、貴方の議論で言えば、二大政党制にコミットすることでした。
そんなものに共産党が乗ると思いますか。社民党だって乗りはしませんよ。国民新党も、新党日本も、九条ネットも。
そもそも、有権者は皆二大政党制に踊りたかったのか?という見方も必要でしょう。
有権者の意識は一つではありません。
二大政党制以外にしても、共産党は有権者の意識に関わっていなかったと言えるでしょうか。
マスコミは今回の参院選の争点は年金だったとか言ってますが、共産党だって年金問題を大きく取り上げていましたよ。一億人レター作戦とか。
---------------------------
年金問題――
「1億人レター」・わが党の道理ある提案が政治を動かした
私たちは、「消えた年金」問題については、こういう事態を招いた政府の責任を厳しく追及しますが、解決にあたっては党利党略ではなくて、国民の利益第一で、与野党が知恵を出し合い、協力して解決すべきだという立場で、いろいろな具体的な提案をしてまいりました。
とくにいま政府が把握している年金保険料の納付記録を、一億人の国民すべてにお知らせする。「不安がある人は問い合わせに来なさい」というのではなくて、国のミスなんですから、国の責任ですべての国民に情報を開示する、「一億人レター作戦」が必要だと、このことを私どもずっと主張してまいりました。
この問題については、実施が来年度ということで遅いのですけれども、ともかくも政府の新しい方針のなかに、一億人への通知が盛り込まれることになりました。(拍手)
この前、NHKで党首討論会がありまして、その場で安倍首相が、「共産党の提案にも一理あるので、政府の方針に取り入れさせていただきました」と、首相がめずらしく殊勝なことをいいました。(笑い、拍手)
わが党の道理ある提案が、一歩ではありますが、政治を前に動かしたということを、ご報告したいと思います。(拍手)
(「NHK「参院選特集 党首は訴える」(二十二日夜放送)で紹介された日本共産党の志位和夫委員長の演説」http://www.shii.gr.jp/pol/2007/2007_07/E2007_0724_1.htmlより)
----------------------------------------------
他にも、「ストップ貧困」など。
---------------------------------
「ストップ貧困」――
貧困なくし、貧困に落ち込む不安のない社会をつくりたい
第二は、「ストップ貧困」という問題なんです。日本は、世界第二の経済大国といわれておりますが、その日本で「難民」と呼ばれる方が、いろんな分野で広がっています。
たとえば、高すぎる国民健康保険料が払えない、こういう方から無慈悲に保険証を取り上げてお医者さんにいけなくする。「医療難民」という事態が広がっています。
去年一月から介護保険法が悪くなって、特別養護老人ホームにお住まいのお年寄りの利用料が引き上がり、施設から追い出されるという無慈悲なことがすすんでいます。「介護難民」と呼ばれています。
それから「ネットカフェ難民」。働いても働いても、アパート代すら払えず、ネットカフェで一年、二年と寝泊まりする若者が急増しております。
今度の選挙で、私ども共産党は、「ストップ貧困」ということを掲げております。これは、この日本から貧困をなくしたい、同時に、いまは貧困ではないけれども、貧困に落ち込む不安を抱えている方がたくさんいます。そういう貧困に落ち込む不安をなくしたい。貧困に落ち込む不安がなくなるような社会にしたい。こういう思いを込めて、「ストップ貧困」ということを、私ども今度は合言葉に選挙をたたかっております。
(上と同じところより引用)
---------------------------------
しかし、メディアではあまり聞こえてきませんでした。
共産党にはそういう意味でもハンデがあります。
選挙のたびに、共産党死票論を持ち出したり、共産党のやり方を唯我独占と批判するだけで、政策の中身を見ようとしない人たちは、共産党のそのハンデをさらに大きくし、共産党死票論状況をさらに拡大し、選挙が終わると、「自説」の正しさを強調するのです。
そういうやり方こそ、稚拙だと思います。
ついでに、
「参院選にのぞむ日本共産党宣言(12の重点政策)」
(http://www.jcp.or.jp/seisaku/2007/07saninseisaku/index.html#_12_seisaku)を転載しておきます。今更、という感じもしないではないですが、参考までに。
決して、国民の90%以上から受け容れられないようなことは言っていないと思います。
2007年6月22日 日本共産党中央委員会
●2007年参議院選挙にのぞむ日本共産党宣言(12の重点政策)→
【1】「消えた年金」問題を、1人残らず、急いで、国の責任で解決させます
<国が責任を持った5つの緊急対策を要求します>
1. 年金保険料の納付記録を、ただちにすべての受給者、加入者に送る
2. 「宙に浮いた」年金記録の調査を限定せず、可能性のあるすべての人に情報を知らせる
3. 物証がなくても、申し立てや証言などを尊重して支給する
4. コンピューターの誤った記録を、すべての手書き記録とつきあわせて修正する
5. 社会保険庁解体は国の責任のがれ──年金保険料の流用をやめる、天下り禁止など抜本改革こそ必要
貧困と格差をただす三つの転換を
【2】税・財政の転換──「庶民に増税、大企業・大金持ちに減税」という「逆立ち」税制をただし、血税のムダづかいをなくします
■庶民大増税に反対し、大企業・大金持ちばかりに減税という不公正をなくします
* 住民税の大増税の中止を求めます
* 最悪の不公平税制=消費税の増税にきっぱり反対します
■税金のムダ遣いにメスをいれ、大企業・大資産家に応分の負担をもとめ、庶民増税なしにくらしの財源を確保します
* ムダな大型公共事業を中止し、「新旧の利権」にメスを入れます
* ふくれあがる軍事予算を大幅に圧縮します
* 大企業・大資産家に応分の負担を求めます
* 国民の暮らしをまもりながら、財政再建を進めます
【3】社会保障の転換──いのちの切り捨てをやめさせ、生存権をまもり、くらしを支えるために拡充します
■ストップ貧困、 いのちを守る──「緊急福祉1兆円プラン」の実現に全力をあげます
1. 国の責任で国保料を1人1万円引き下げ、健康保険証の取り上げを中止させます
2. 介護保険の保険料・利用料の減免を拡充し、人間らしい生活を支える介護サービスの水準を守ります
3. 子どもの医療費無料化を国の制度として確立します
4. 障害者「自立」支援法による「応益負担」を撤回し、障害者の生活と権利を守ります
5. 生活保護の切り下げ、母子家庭への児童扶養手当削減など弱者切り捨てをやめさせます
■ 年金、医療、介護の充実をめざします
* 無年金者、低年金者をなくす最低保障年金制度に踏み出します
* 「医療の格差拡大」をつくらず、安心してかかれる医療をめざします
* コムスン問題の教訓を、利用者の立場にたった介護サービスにしていくために生かします
【4】雇用政策の転換 ── 使い捨ての働かせ方をやめさせ、人間らしく働けるルールをつくります
■ 人間を「使い捨て」「モノあつかい」する働かせ方をやめさせ、非正規で働く人たちの雇用と権利を守り、正社員化をすすめる雇用政策に転換させます
■ 最低賃金の引き上げ、ワーキングプアをつくらない政治に転換します
■ 「サービス残業」を根絶し、異常な長時間労働を是正します
■ 長時間労働を野放しにし、非正規をさらに増やすために労働者の権利を奪う安倍内閣の「労働ビッグバン」計画を許しません
憲法改悪に反対し、平和な日本をめざす
【5】日本を海外で戦争する国につくりかえる憲法改悪に反対します
* アメリカにつきしたがってイラク戦争のような武力行使に参加することは許しません
* 改憲勢力の中心は侵略戦争美化の「靖国」派です
* 「靖国」派は人権や民主主義の抑圧をねらっています
【6】日米軍事同盟の再編強化に反対し、アメリカいいなりから脱け出す日本外交の転換を求めます
■ アメリカの先制攻撃戦略に日本を組み込む「米軍再編」に反対します
■イラクからのすみやかな撤兵を求め、国連憲章の精神にそった平和の国際秩序を確立するために努力します
くらし、教育・子育て、環境、女性の地位向上のために
【7】国による地方切り捨てを許さず、中小企業と地域経済を応援します
* 地域社会の崩壊に歯止めをかけます
* 中小企業の営業への直接支援をすすめます
* 自治体の財政基盤を強化・充実させます
【8】農産物輸入の全面自由化をやめさせ、食料自給率の向上に取り組みます
* 食料主権を守り、価格・所得保障を実施します
* BSEの全頭検査を維持します
【9】京都議定書の約束を達成し、さらに低エネルギー・低炭素社会への転換を進めます
* 京都議定書で公約した「6%削減」の達成に、あらゆる手をつくします
* 中長期の目標を明らかにして、低エネルギー・低炭素社会への転換をすすめます
* 原子力発電所の新増設をやめ、原発から段階的に撤退します
【10】改悪教育基本法にもとづく教育への国家介入に反対し、子どもの成長を中心にすえた教育を実現します。安心して子育てできる条件を整えます
(1)国が介入する競争・ふるいわけの教育に反対し、憲法に立脚した教育をすすめます
(2)安心して子育てできる社会にするために、くらしの安定と経済的保障を充実させます
* 男性も女性も仕事と子育てを両立できる働き方にしていきます
* 子育てへの負担を軽減します
【11】「男女平等」からの逆行許さず、社会のすみずみに「両性の平等」を実現します
* 女性差別撤廃条約に反する民法を見直し、改正をすすめます
不正・腐敗を一掃し、清潔な政治をきずく
【12】“政治とカネ”“政官財の癒着”を徹底的に追及し、利権や特権にメスをいれ、企業・団体献金の禁止と政党助成金の廃止を求めます
* 不正・腐敗を一掃し、清潔な政治をめざします
* 企業・団体献金を全面禁止します
* 政党助成金制度を廃止します
* 官製談合、高級官僚の天下りを禁止します