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参議院選挙というと、都市部では複数の当選がある中選挙区式で与野党が適当に当選しているのに対し、農村部では選挙区が小選挙制になっており、大勢を決するのは農村票。百姓に金を約束したほうが勝つしくみになっています。
これに加えて、各県最低1議席制度によって農村部の票の価値はさらに高く上げられています。
これを是正するには、選挙区合併とか、各県最低1議席制を守るならば県の合併などを行い、農村票と都市票の差をなくすことが筋なのですが、
ほとんどの場合は権力政党はこの欠点を利用して当選者を増やし権力を維持しているので、このような改革は普通は不可能。
しかし現在は自民党が権力政党であり、参議院の欠点を利用して利益を得ているのは民主党という状態ですから、自民党側にも現状制度の欠点を修正する動機があるはずです。
民主党によって総選挙に追い込まれる前、つまり現状の与党が参議院で少数派という状態が続いているうちに自民党がすぐ手をつけるべきだと思われます。
都市部の有権者も支持するでしょうので、民主党も現状だけを考えて反対する可能性は低いでしょう。